2019年度の卒業式、終業式を終えた後、立教新座中学校・高等学校のキャンパスでは、生徒の皆さんのいない静けさの中で、たくさんの桜がいつもの年よりも早く満開となりました。
日々を重ね、やがて静かに、誰もいない校内に花びらを散らし始めたその様子を見ながら、「学校」というのは建物がそこにあるだけでは完成せず、そこに人が集うことで初めて成立するのだということに、改めて気づかされました。
立教新座中学校・高等学校に入学した皆さん、そして進級した皆さん、おめでとうございます。
2020年度の始まりは、桜とともに皆さんの成長を祝福し、共に新しい一歩を踏み出せるものと信じていましたが、世界規模のこの厳しい状況の下、こうして皆さんと顔を合わせることができなくなってしまったこと、とても残念に思います。しかし、直接会うことは叶いませんでしたが、皆さんが晴れて学年の始まりを迎えることができましたこと、心から嬉しく思っています。新たな1年のスタートにあたって、私たち教職員一同、皆さんの成長を信じ、楽しみに、共に歩んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
私たちは「学校」という場で、互いの存在を直接感じ、尊重し合いながら生活することが、3月の初めからできていません。そのために、満たされない気持ちになったり、不安になったりすることもあると思います。そして、悲しいことに、その期間がもう少し延びることとなりました。でも、離れていても、あなたと、仲間と、私たちの気持ちは繋がっています。そのことを信じてください。
今、この状況に置かれている私たちは、共に成長し、助け合うために、何ができるかを問われている、と私は思います。
愛と勇気をもって、何をすべきか、何が求められているのか、想像力を駆使してください。今できること、自分と、大切な家族と、そして、この世界で守られるべき全ての命を守ることに専念してくれることを望みます。
そして、とても大切なことです。気持ちに正直に、辛さを一人で抱え込まないでください。何か困ったことがあったら、私たちも含めた、大人にも相談してください。
この辛い時期を共に凌ぎ、再会できる日を楽しみにしています。
神様のお守りが、あなたと、全ての大切な命の上に豊かにありますように。
2020年4月9日
立教新座中学校・高等学校
校長 佐藤忠博
日々を重ね、やがて静かに、誰もいない校内に花びらを散らし始めたその様子を見ながら、「学校」というのは建物がそこにあるだけでは完成せず、そこに人が集うことで初めて成立するのだということに、改めて気づかされました。
立教新座中学校・高等学校に入学した皆さん、そして進級した皆さん、おめでとうございます。
2020年度の始まりは、桜とともに皆さんの成長を祝福し、共に新しい一歩を踏み出せるものと信じていましたが、世界規模のこの厳しい状況の下、こうして皆さんと顔を合わせることができなくなってしまったこと、とても残念に思います。しかし、直接会うことは叶いませんでしたが、皆さんが晴れて学年の始まりを迎えることができましたこと、心から嬉しく思っています。新たな1年のスタートにあたって、私たち教職員一同、皆さんの成長を信じ、楽しみに、共に歩んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
私たちは「学校」という場で、互いの存在を直接感じ、尊重し合いながら生活することが、3月の初めからできていません。そのために、満たされない気持ちになったり、不安になったりすることもあると思います。そして、悲しいことに、その期間がもう少し延びることとなりました。でも、離れていても、あなたと、仲間と、私たちの気持ちは繋がっています。そのことを信じてください。
今、この状況に置かれている私たちは、共に成長し、助け合うために、何ができるかを問われている、と私は思います。
愛と勇気をもって、何をすべきか、何が求められているのか、想像力を駆使してください。今できること、自分と、大切な家族と、そして、この世界で守られるべき全ての命を守ることに専念してくれることを望みます。
そして、とても大切なことです。気持ちに正直に、辛さを一人で抱え込まないでください。何か困ったことがあったら、私たちも含めた、大人にも相談してください。
この辛い時期を共に凌ぎ、再会できる日を楽しみにしています。
神様のお守りが、あなたと、全ての大切な命の上に豊かにありますように。
2020年4月9日
立教新座中学校・高等学校
校長 佐藤忠博
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