2021/05/24 (MON)

学びの集大成「卒業研究論文」~生徒インタビュー~

総合的な学習の一環として高校2年の3学期から約1年間かけて取り組む卒業研究論文の執筆は、立教新座の教育の特長の一つであり、学びの集大成とも言えます。今回は、2020年度卒業生の髙木裕太郎さんに「ひとり旅」「ひとりカラオケ」など、「ソロ活」をテーマにした卒業研究論文の執筆についてうかがいました。

研究テーマを多角的に見る経験を通して養われた論理的思考力

髙木裕太郎さん(2020年度卒業)
立教大学経営学部1年次

テーマ設定のヒントは地元に誕生した「ソロ活」専門店

卒業研究論文のテーマは、『「ソロ活」市場を発展させるには ~企業の課題点と発展市場から考える「ソロ活」の新たなビジネスチャンス』です。テーマを決めたきっかけは、近所に「ひとり焼肉」の専門店が新しくオープンしたことでした。「家族や友達と賑やかに楽しむイメージがある焼肉を、一人で食べるなんて新しいし、面白そうだ」と思い、インターネットで調べていく中で、初めて「ソロ活」という言葉を知りました。さまざまなジャンルで「ソロ活」が行われていますが、私は焼肉店とカラオケ店の専門店での「ソロ活」を軸にして、市場の課題と発展するための宣伝戦略を考える内容にしました。
『2021年度 卒業研究論文第19集』より

足を使って情報を集め、その正誤を見極める

論文執筆の中で最も苦労したのは、考察の土台となる情報や資料を集めることでした。「ソロ活」「ひとり○○」という言葉自体、歴史が浅く専門的な書籍や先行研究がとても少ないため、論じるために必要な情報を探し出すことも大変でしたし、そこからさらに正しい情報を見極めることも難しかったです。時には同じ「ひとり○○」をテーマにしていても、書籍によって異なる記述がされていたり、用いられているデータが違ったりすることもありました。そこで、執筆者や企業に直接連絡を取って情報源を自ら辿り、世間でさまざまな解釈がされている「ソロ活」を自分なりにひも解いていくことにしました。

また、実際に「ひとり焼肉」と「ひとりカラオケ」の専門店に足を運び、店舗の雰囲気など工夫している点を調査しました。「ソロ」というと、「ひとりぼっち」のようなマイナス面の印象がありましたが、一人だからこそ没頭できる空間やサービスが提供されていました。同時に体験したからこそわかる課題点も見つかりました。まだまだ発展途上ではあるものの、これから発展していくべき市場であることを改めて感じました。データと現場、双方の視点で分析をしたことで、より深みのある論文に仕上げることができたと思います。

物事の全体を俯瞰して考察する姿勢が身に付いた

さまざまな情報から自分の考えをまとめる中で、「道筋を立てて論じる力」が大きく伸びたと実感しています。執筆中は、論文全体を通して一貫した主張ができているかを意識していたため、日常生活の中でも、自分が考えていることを正しく相手に伝えることを心がけるようにしました。将来どんな仕事に就くとしても、この論理的思考力は必要です。大学では経営学について学ぶので、高校生活で得た思考力と、経営学の専門的な知識を掛け合わせて新しいことに挑戦していきたいです。

(2021年3月取材)

髙木裕太郎さんYutaro Takagi

立教大学経営学部国際経営学科1年次

2020年度卒業生
髙木さんの論文『「ソロ活」市場を発展させるには~企業の課題点と発展市場から考える「ソロ活」の新たなビジネスチャンス~』は、『2021年度 卒業研究論文第19集』に全文が掲載されています。

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