2021/06/07 (MON)

中学3年生 校外研修を実施。社会問題に取り組みながらリーダーシップを育む

立教新座中学校では、例年3年生の1学期に「日本と自然と文化に触れる」をテーマとした4泊5日の校外研修旅行を実施しています。2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため宿泊を伴う行事を中止し、替わりに学内と都内施設で社会問題に取り組むスタディツアーを実施しました。
当学年では、中学2年生からリーダーシップ研修を実施、PBL(課題解決型学習)を通して「仲間と目標を共有しながら自ら率先して行動することができる、誰もが持つ力」である立教のリーダーシップを学んできました。
5月11日~13日、事前事後学習を含めた3日間、実際にある社会問題を学びながら、その解決策を立案するワークに班で取り組むことで、他者と共に考え行動するリーダーシップスキルを育んでいきました。

6コースから自ら選択。クラス横断で参加

今年度は目標に、1.自らが選択した社会問題について、その現場訪問や解決に取り組む関係者の方々との対話を通じて問題解決への意識を高めるとともに、探究的な学習や職業体験活動の一助とする 2.SDGsをより身近な社会問題に結び付けて学びながら、現場で得た情報を整理し、課題を構造的に理解した上で解決策を考えるという班別学習を通して、主体的・対話的で深い学びの時間とする の2点を掲げ、6コースを設置しました。生徒たちは興味のある分野を自ら選択し、クラスを横断した班に分かれて3日間のプログラムに参加しました。

コース名

1.みなさんも「買い物の仕方」が変わるかも…? フェアトレードを学び消費行動について考えるツアー

2.公共施設への補助犬同伴拒否がおこる社会、どうして? 「心のバリアフリー」について考えるツアー

3.アルコール・薬物・スマホ依存症はなぜ起こる? 多様化する現代の依存症を知り課題を知るツアー

4.伝統工芸品を次世代に残すためには? 日本の伝統工芸品を次世代に繋ぐための課題を知るツアー

5.ロボットが人の代わりに働く未来って? ロボットと協働する未来を見に行くツアー

6.そのプラスチックは、どこへ行く? 荒川を歩いて、未来の持続可能な生活スタイルを考えるツアー

協力:株式会社Ridilover

事前学習——さまざまな視点から課題とその解決方法を考える

1日目の事前学習ではそれぞれのコースに分かれ、課題について班で考えていきました。例えば、「フェアトレードを学び消費行動について考えるツアー」では、消費者、生産者、取引会社など、他者の視点から問題点を洗い出し、解決のためのアイデアやそれを実現させるためにはどのようにアプローチすればよいかを考えました。まずは自分が考えたことを班で共有し、その中から班としての発表内容をまとめて全員に向けて発表。発表に対するフィードバックも生徒間で行いました。

ツアー当日——現場の声を聞き、解決策を具体化する

2日目はそれぞれの現場を訪問するなどして、実際に課題解決に向けた活動をしている方のお話をうかがったり、活動に参加したりしました。「『心のバリアフリー』について考えるツアー」は、特定非営利活動法人日本補助犬情報センターのスタッフの方と聴導犬ユーザーの方を本校にお迎えしました。ここでは、お二人の話をうかがう前と後に障がいに対するイメージを書き記し、自身の心の変化を明確にしていきました。生徒たちは、現場を見て話を聞くことで、より自分事として考えられるようになったと感想を述べていました。

事後学習——情報を整理し、アウトプットする

3日目は、クラスの中でコースごとに分かれ、改めて課題を洗い出して解決方法を探りました。そしてクラス全員に向けて発表をしました。生徒たちは、課題に対する提案はもとより、コースに参加していないクラスメートに正しく理解をしてもらうためにはどのように伝えればよいか、ということに重点を置いて発表を行いました。他のコースの発表を聞いて気になったことを質問する場面もあり、社会問題に対し真剣に向き合う姿勢も見られました。
今後は、10月末に行われるS.P.O.F.(オンライン文化祭)での動画発表に向けてアイデアの精度を高めていき、根拠を持って説明できるように進めていきます。

立教新座のリーダーシップ教育

立教新座では、国際的な視野を養う「グローバル教育」と、多様性の中で自身の力を発揮し、仲間と共にチームの目標を達成するために貢献するリーダーシップスキルを学ぶ「リーダーシップ教育」を通じて、世界の人々と「共に生きる力」を備えたグローバルリーダーを育成しています。