2022/01/14 (FRI)

これからの時代に合わせた学び—ICT教育

2019年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」により、生徒一人ひとりが端末をもち、それを活用できるよう通信環境を整備する動きが高まっています。そこに2020年の新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言、学校の一斉休校。「GIGAスクール構想」の早期実現が求められるようになりました。小・中・高でのICTを活用した教育に目が向けられる中、立教新座でも2020年度からICTを導入した教育環境が進化しています。今後、生徒の学びはどのように変わっていくのでしょうか。ICT担当・理科教諭島野誠大先生に聞きました。

ICTを学びの道具として選択し、活用する

ICTは学びを深めるための有効なツール

ICTは文房具の一つ。使い勝手がよく、便利なアイテムとしてまずは使ってみてほしいと思っています。ICTが便利な状況では積極的に使い、アナログのやり方がいいときはそちらを使う。例えば、理科の授業で、写真や動画で実験の様子を記録し、大型のスクリーンで共有するときにはタブレットなどICT機器が有効です。これまで絵を描いていたものを写真や動画にすれば、リアルな実験記録になるうえに、余った時間を考察にあてることができるでしょう。一方、なぜその結果になったのかを深く考察するときには、お互いの考えを模造紙などに書き出して俯瞰することも一つの手段です。紙に書き出すのは、一見すると時間と手間がかかるようにみえますが、集中して物事を考えたり、人の意見を参考に自己と対話したりするスキルを身につけるには非常に効果的です。議論が活性化し、より深い考察を進めることができます。このように、ICT一辺倒になるのではなく、ICTを導入することで生まれるメリットを活かしたいと考えています。

本校のICT教育は、タブレットなどICT機器を使いこなすことが目的ではありません。これらはあくまで学びを深めるために利用するツールの一つです。学ぶための選択肢の一つとして、生徒にも教員にも活用してほしいと考えています。

全教室にフリーWi-Fi、AppleTVと 大画面プロジェクターが完備

2021年度から、全教室にフリーWi-Fi、Apple TVと大画面プロジェクターが完備されました。これにより、教員の授業の幅が広がりましたし、中2、中3では、生徒が持参した端末を用いたグループワークや発表もできるようになりました。

さらに、2学期からは教員と中学1年生全員がiPadを所有。生徒はiPadを自分の使いやすい文房具のように最適化していくことがスタートしました。知りたいときに調べることができるなど、ICTの特性を活かしてほしいと願っています。

また、フリーWi-Fiが入ったことは高校生にとってもプラスに働いています。卒業研究論文を書く時に効率よく調べられますし、添削もクラウド上でやりとりをすることもできるようになりました。

今後もICTの効果的な活用を研究

設備が整ったとはいえ、学ぶ環境のすべてがICTにとってかわることはありません。必要なときに効果的に使えるよう、ICTを活用していきたいと考えています。教員もまだ使い方を習得中。今年度からGoogle Classroom等のICTについて、非常勤講師も含めた全教職員対象に研修会を定期的に実施しています。新しい機器やアプリに関すること、また、オンラインと対面授業を併用した場合のことなど、どうすればいい授業になるのかをディスカッションしながら模索しているところです。お互いの授業について見学や情報共有することでよりよい授業ができるように工夫していきます。


(取材:2021年11月)

島野 誠大Masahiro Shimano

ICT担当/理科教諭

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