2023/05/11 (THU)

化学部生徒が、化学クラブ研究発表会で研究奨励賞受賞

化学部 立山未徠さん(高校3年)が第40回化学クラブ研究発表会(3月28日@東京都立大学 南大沢キャンパス)の口頭発表部門に出場し、研究奨励賞を受賞しました。

研究テーマは「瞬間冷却材から見る吸熱反応」。研究奨励賞は、第4位にあたる賞です。

立山未徠さん(右)と化学部顧問 加藤天先生

立山さんのコメント

「瞬間冷却材」は、袋を叩くと一気に冷えるもので、夏の熱中症対策やケガの応急処置などに使われます。
研究を始めたきっかけは、中学2年生の夏。花火大会に行く途中で購入して使ってみたら驚くほどに冷たくなり、「なんだこれは」と興味を持ったことです。

そこで、当時所属していた理科部での研究テーマに設定し、冷却材の成分である化合物をどのような割合にするとより早く、より冷たくなるのかを調べていきました。
高校で化学部に入部してからも研究を続け、今回、約3年間の研究成果をまとめて発表しました。
発表用スライドより
工夫した点であり、苦労した点は、気温や湿度などの影響を受けやすく実験結果が一定にならないため、さまざまな条件で実験を行い、その平均値を出していったところです。
生物科が所有している、気温の影響を受けにくい恒温槽を借りられたことはとてもありがたかったです。

今後も引き続き研究を進め、11月の私学文化祭ではもっとよい賞を受賞すること、さらに精度を高めて卒業研究論文としてまとめていくことが目標です。

実験に協力してくれた化学部や理科部の後輩、そしてさまざまな視点からアドバイスくださった顧問の加藤天先生と副顧問の齋藤太郎先生にはとても感謝しています。
その恩返しではないですが、これからは後輩をサポートし、より一層化学部を盛り上げていきたいです。

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