本場ニューヨークで感性を研ぎ澄ます
——芸術科海外研修で見つけた
「世界を読み解く新しい視点」
~生徒インタビュー~
2026/05/27 (WED)
BE A GLOBAL LEADER
OVERVIEW
2026年3月21日~26日に実施された芸術科海外研修旅行は、本場ブロードウェイにおけるミュージカル、老舗のライブハウスでのジャズ、黒人のコミュニティーに根付いたハーレムでの礼拝(ゴスペル)、美術では世界中の名だたる美術品が集まるメトロポリタン美術館やMoMA(ニューヨーク近代美術館)での作品鑑賞を行い、本物のアートを体感する研修旅行です。マンハッタンでの自主研修も行程に加え、様々な文化が入り混じる国・アメリカにおいて、国際的な体験の機会としました。
参加したのは吹奏楽部に所属する高校生4人。代表して脇山湘太さん(高3)と大西結登さん(高3)に感想を聞きました。
脇山湘太さん(高3)/大西結登さん(高3)
(2026年5月取材。記事の内容は取材時点のものです。)
世界の文化・芸術の集まる街ニューヨークへ
脇山:「芸術の旅行」というコンセプトに魅力を感じて参加を決めました。特にニューヨークは、美術・舞台・宗教音楽・ジャズなど、多種多様な芸術が集まっている都市なので、より訪れたいと思いました。日本とは異なる芸術へのアプローチや表現に直接触れることで、自分の感性や価値観を広げたいと考えました。
大西:私はヨーロッパに住んでいた経験があり、ヨーロッパの中では多くの国に旅行に行きましたが、アメリカに行った経験がありませんでした。そのため、実際のアメリカの空気を体感してみたいと思い、研修旅行への参加を決めました。
参加するうえで目的としていたことの一つに「自分の英語力がどれほど通用するかを知る」ということがありました。実際に店などを訪れてコミュニケーションをとったことはいい経験になりました。それと同時に、相手に簡単な英語で言い換えてもらう、聞くことに集中して相手の目を見られないなど、自分の英語力・コミュニケーション能力の不足を痛感する旅行となりました。
脇山:自主研修のときに、大西くんが積極的にコミュニケーションを取っていて、その行動力に刺激を受けました。大西くんが五番街にあるセント・パトリック大聖堂を調べて案内してくれたことで、立教新座のチャペルと比較しながら、建築や雰囲気、礼拝文化の共通点や相違点を考えることができたことも印象に残っています。
音楽面だけではなく、現地の文化や人々の生活に実際に触れながら学べたことは、非常に貴重な経験になりました。
大西:私はヨーロッパに住んでいた経験があり、ヨーロッパの中では多くの国に旅行に行きましたが、アメリカに行った経験がありませんでした。そのため、実際のアメリカの空気を体感してみたいと思い、研修旅行への参加を決めました。
参加するうえで目的としていたことの一つに「自分の英語力がどれほど通用するかを知る」ということがありました。実際に店などを訪れてコミュニケーションをとったことはいい経験になりました。それと同時に、相手に簡単な英語で言い換えてもらう、聞くことに集中して相手の目を見られないなど、自分の英語力・コミュニケーション能力の不足を痛感する旅行となりました。
脇山:自主研修のときに、大西くんが積極的にコミュニケーションを取っていて、その行動力に刺激を受けました。大西くんが五番街にあるセント・パトリック大聖堂を調べて案内してくれたことで、立教新座のチャペルと比較しながら、建築や雰囲気、礼拝文化の共通点や相違点を考えることができたことも印象に残っています。
音楽面だけではなく、現地の文化や人々の生活に実際に触れながら学べたことは、非常に貴重な経験になりました。
-
セント・パトリック大聖堂に立つ大西さん
-
自由の女神像
街に漂う空気感、肌で感じた日本との違い
大西:自由の女神像を目にしたことが印象に残っています。生憎の雨だったものの、その荘厳さと存在感をはっきり感じ取れました。建造された当初に見た人々は、女神像の素晴らしさとアメリカの強さを重ね合わせていたのではないかと想像しています。
脇山:私が日本との違いを強く感じたのは、地下鉄に乗ったときです。駅構内で、どこか果物が発酵したような独特の香りがしたことも、今となっては印象深い思い出です。物価高や現地での食事、移動を経て、日本の公共交通機関の清潔さや安全性の高さ、生活のしやすさを実感させられました。海外の文化に触れるだけでなく、日本の良さを客観的に見つめ直すきっかけにもなりました。
大西:お店や施設などで働く人々と接して、アメリカで暮らす人たちの仕事への向き合い方のイメージが大きく変わりました。これまでは、仕事とプライベートを割り切ってドライに働いているのかと想像していたのですが、実際はみんな自分の職務に全力で取り組んでいました。
キリスト教のプロテスタントには、「神から与えられた能力を生かして働き、稼ぐことは良いことである」という考え方があります。その考え方は、アメリカで暮らす人たちの心にもちゃんと存在しているのだと、仕事に関するプライドを実感しました。
脇山:私が日本との違いを強く感じたのは、地下鉄に乗ったときです。駅構内で、どこか果物が発酵したような独特の香りがしたことも、今となっては印象深い思い出です。物価高や現地での食事、移動を経て、日本の公共交通機関の清潔さや安全性の高さ、生活のしやすさを実感させられました。海外の文化に触れるだけでなく、日本の良さを客観的に見つめ直すきっかけにもなりました。
大西:お店や施設などで働く人々と接して、アメリカで暮らす人たちの仕事への向き合い方のイメージが大きく変わりました。これまでは、仕事とプライベートを割り切ってドライに働いているのかと想像していたのですが、実際はみんな自分の職務に全力で取り組んでいました。
キリスト教のプロテスタントには、「神から与えられた能力を生かして働き、稼ぐことは良いことである」という考え方があります。その考え方は、アメリカで暮らす人たちの心にもちゃんと存在しているのだと、仕事に関するプライドを実感しました。
本場のグルーヴに圧倒された、至高の芸術体験
脇山:さまざまな体験が予定されていましたが、私は老舗ライブハウス「Village Vanguard」でのジャズ鑑賞を一番に楽しみにしていました。
普段、吹奏楽に取り組んでいるからこそ、単に「上手い」というだけではなく、音の作り方や表現の違いにも注目しながら、本場の演奏を体感したいと考えていたからです。
実際にライブで聴いて、音の出し方やフレージングの感覚が、日本で普段聴いている演奏とは少し異なって感じられました。音の立ち上がりやリズムのニュアンスに、英語特有の子音の強さや言葉のリズムと共通するような感覚があり、言語と音楽表現には深い関係があるのではないかと思いました。
ハーレムにあるグレーター・レフュージ・テンプル教会で鑑賞したゴスペルでは、リズムの取り方や身体全体で音楽を表現する感覚がとても新鮮でした。手拍子やビートの感じ方にも2拍目と4拍目を極めて強調する強いグルーヴがあり、音楽を演奏するというよりも、身体全体で共有しているようなエネルギーを感じました。
演奏が進むにつれて、私自身も自然と立ち上がって手拍子に参加しており、参列者として聴くだけではなく、その場の音楽の一部になっているような感覚を味わうことができたのは、忘れられない体験です。
日本ではあまり経験したことのない、音楽と観客の距離の近さがとても印象的でした。
吹奏楽部の演奏にも、この経験が生かせたらと思っています。
普段、吹奏楽に取り組んでいるからこそ、単に「上手い」というだけではなく、音の作り方や表現の違いにも注目しながら、本場の演奏を体感したいと考えていたからです。
実際にライブで聴いて、音の出し方やフレージングの感覚が、日本で普段聴いている演奏とは少し異なって感じられました。音の立ち上がりやリズムのニュアンスに、英語特有の子音の強さや言葉のリズムと共通するような感覚があり、言語と音楽表現には深い関係があるのではないかと思いました。
ハーレムにあるグレーター・レフュージ・テンプル教会で鑑賞したゴスペルでは、リズムの取り方や身体全体で音楽を表現する感覚がとても新鮮でした。手拍子やビートの感じ方にも2拍目と4拍目を極めて強調する強いグルーヴがあり、音楽を演奏するというよりも、身体全体で共有しているようなエネルギーを感じました。
演奏が進むにつれて、私自身も自然と立ち上がって手拍子に参加しており、参列者として聴くだけではなく、その場の音楽の一部になっているような感覚を味わうことができたのは、忘れられない体験です。
日本ではあまり経験したことのない、音楽と観客の距離の近さがとても印象的でした。
吹奏楽部の演奏にも、この経験が生かせたらと思っています。
大西:ブロードウェイのミュージカル『Aladdin(アラジン)』の鑑賞が最も印象に残りました。伴奏がレコーディングされたものではなく、オーケストラピットでのプロの生演奏でした。
演劇を支える裏方としてのプロ意識や、絶対に失敗できない状態で演奏する精神力の強さを感じました。演奏の素晴らしさはもちろん、プロの働く姿を見て、「自分は将来どのような仕事をするのだろう」と考える機会にもなりました。
脇山:私も、大変印象に残っています。ストーリーは知っていたので、英語をすべて聞き取れなくても舞台の流れを理解することができ、音楽や演技、演出そのものに集中して鑑賞することができました。場面の展開や俳優の動きに合わせてオーケストラピットから演奏される音楽によって、ミュージカルとしての迫力が増していました。映像では味わえない「生の舞台」を体験できて、本当に良かったです。
演劇を支える裏方としてのプロ意識や、絶対に失敗できない状態で演奏する精神力の強さを感じました。演奏の素晴らしさはもちろん、プロの働く姿を見て、「自分は将来どのような仕事をするのだろう」と考える機会にもなりました。
脇山:私も、大変印象に残っています。ストーリーは知っていたので、英語をすべて聞き取れなくても舞台の流れを理解することができ、音楽や演技、演出そのものに集中して鑑賞することができました。場面の展開や俳優の動きに合わせてオーケストラピットから演奏される音楽によって、ミュージカルとしての迫力が増していました。映像では味わえない「生の舞台」を体験できて、本当に良かったです。
「本物」に触れて気づいた、自分自身の変化と新たな視点
脇山:芸術や文化は単独で存在するものではなく、その土地の歴史や言語、人々の価値観、生活環境と深く結びついているということを強く感じました。
ニューヨークでは、美術・音楽・舞台芸術など多様な芸術が都市の中に自然に共存しており、それぞれが互いに影響し合いながら文化を形成していることを実感しました。その都市特有の雰囲気やエネルギーを体感することができたのは、映像やSNSを通して得られる情報だけでは分からない、実際に行ってみないと分からないことです。
一方で、日本の公共交通機関の清潔さや安全性、人々の細やかな配慮など、日本社会の良さを改めて認識する機会にもなりました。今回の経験を通して、異なる文化を知ることは単に海外への理解を深めるだけではなく、自分自身の価値観や日常を客観的に見つめ直すことにもつながるのだと感じました。これからもさまざまな芸術や文化、価値観に積極的に触れることで、自分自身の視野や感性をさらに広げていきたいと考えています。
大西:旅行を通じて、自分の知らない世界の一部を学ぶことができました。同時に、まだ知らない世界がたくさんあることも改めて感じています。昔訪れた国も、今訪れるとまた違う景色が見えるかもしれないと思っています。
今後の目標として、「昔訪れたヨーロッパをもう一度訪れること」「南米・オセアニア・南極大陸に行って6大陸を制覇すること」が新たに加わりました。
ニューヨークでは、美術・音楽・舞台芸術など多様な芸術が都市の中に自然に共存しており、それぞれが互いに影響し合いながら文化を形成していることを実感しました。その都市特有の雰囲気やエネルギーを体感することができたのは、映像やSNSを通して得られる情報だけでは分からない、実際に行ってみないと分からないことです。
一方で、日本の公共交通機関の清潔さや安全性、人々の細やかな配慮など、日本社会の良さを改めて認識する機会にもなりました。今回の経験を通して、異なる文化を知ることは単に海外への理解を深めるだけではなく、自分自身の価値観や日常を客観的に見つめ直すことにもつながるのだと感じました。これからもさまざまな芸術や文化、価値観に積極的に触れることで、自分自身の視野や感性をさらに広げていきたいと考えています。
大西:旅行を通じて、自分の知らない世界の一部を学ぶことができました。同時に、まだ知らない世界がたくさんあることも改めて感じています。昔訪れた国も、今訪れるとまた違う景色が見えるかもしれないと思っています。
今後の目標として、「昔訪れたヨーロッパをもう一度訪れること」「南米・オセアニア・南極大陸に行って6大陸を制覇すること」が新たに加わりました。
受験生の皆さんへ——立教新座で「リアルな世界」を学びませんか?
脇山:今回の研修を通して、改めて立教新座では単に知識や技術を学ぶだけではなく、実際に「本物」に触れる経験を大切にしていると感じました。ニューヨークで美術や音楽、舞台芸術に直接触れたことで、自分の価値観や視野が大きく広がったと感じています。また、吹奏楽部の仲間と異国の地で長時間を共に過ごしたことで、普段の部活動だけでは見えない互いの一面を知ることができました。同じ興味や目標を持つ仲間と刺激を受け合いながら活動できることも、立教新座の大きな魅力だと思います。
受験生の皆さんには、ぜひさまざまなことに積極的に挑戦し、自分自身の世界を広げてほしいです。立教新座には、そのきっかけとなる環境や経験が数多くあることを、実際に学校生活を送っている生徒として自信を持って伝えたいです。
大西:立教新座は教科書的な答えに縛られない、「リアルな世界」を学ぶことができる学校です。中学・高校で幅広い世界を学べることがどれだけ贅沢なことか、私自身が現在進行形で実感しています。受験生の皆さんにも、「学ぶことの楽しさ」を立教新座で知ってもらいたいと願っています。
皆さんの努力が実を結びますように。そして、リアルな世界を学んで少し大人になった我々が、知らない場所でも助け合える素敵な仲間たちとどんな音楽を奏でるか、興味はありませんか? 我々吹奏楽部のコンサートにぜひお越しください! 来年ご入学する皆さん、素敵な仲間たちと芸術を追求する楽しさが吹奏楽部で待っています。
皆さんが来てくださることを、部員一同楽しみに待っています!
受験生の皆さんには、ぜひさまざまなことに積極的に挑戦し、自分自身の世界を広げてほしいです。立教新座には、そのきっかけとなる環境や経験が数多くあることを、実際に学校生活を送っている生徒として自信を持って伝えたいです。
大西:立教新座は教科書的な答えに縛られない、「リアルな世界」を学ぶことができる学校です。中学・高校で幅広い世界を学べることがどれだけ贅沢なことか、私自身が現在進行形で実感しています。受験生の皆さんにも、「学ぶことの楽しさ」を立教新座で知ってもらいたいと願っています。
皆さんの努力が実を結びますように。そして、リアルな世界を学んで少し大人になった我々が、知らない場所でも助け合える素敵な仲間たちとどんな音楽を奏でるか、興味はありませんか? 我々吹奏楽部のコンサートにぜひお越しください! 来年ご入学する皆さん、素敵な仲間たちと芸術を追求する楽しさが吹奏楽部で待っています。
皆さんが来てくださることを、部員一同楽しみに待っています!
お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。