2019/10/02 (WED)

OBインタビュー~宮崎文平さん~

病に苦しむ子どもたちを助けたい

小児科医としてがん治療に従事

—現在のお仕事の概要を教えてください。
小児科医です。千葉県成田市にある、成田赤十字病院に勤務して5年目になります。小児がんを専門としており、小児の救急医療にも携わっています。

—小児科医を目指したきっかけを教えてください。
僕が15歳の時、小学校からの友人が白血病で亡くなったのがきっかけです。その時はとてもつらかったのですが、友人と同じように白血病で苦しんでいる人たちを救えるような医者になろうと気持ちを奮い立たせ、そこから、医者になって白血病で苦しむ子どもたちを助けたいというのが将来の目標になりました。

—仕事をするうえで心がけていることは?
子どもたちと同じ高さの目線で話をするようにしています。病状や今後の治療についての話はどうしても難しくなりがちですが、子どもたちにもわかるように話をします。また、保護者の方も相当な不安を抱えていらっしゃるので、そういった気持ちに寄り添いたいと思っています。
—立教新座での思い出は?
医学部を受験することを決めていたので、他大学進学クラスで受験対策を中心に進めていました。部活動は中学、高校と水泳部に所属。高3は受験勉強が本格的になるので図書館を利用して勉強をしていました。立教新座では一人ひとりの意志を尊重してくれるので、他大学受験も応援してもらい、部活動でも伸び伸びと活動することができました。水泳は大学でも続け、今も趣味で泳いでいます。

—立教新座での経験が現在に生かされていると感じることはありますか?
立教新座での生活を振り返ると、自分の考えを持って、自主的に行動することが習慣になっていたなと思います。それが今の仕事にも生きていて、誰かに言われたからやるのではなく、自分で必要だと考えたことを実践する姿勢につながっているのではないでしょうか。

—今後の目標
AYA(Adolescent and Young Adult)世代のがん治療に関心があります。医学の進歩により、がんは治る時代になってきましたが、治療後の復学・復職支援や治療の合併症についての見識をもっと広めたいと思っています。

—在学中の後輩たちへメッセージをお願いします。
小児科医の仕事は確かに忙しく、責任も大きな仕事ではありますが、その分、子どもたちから元気をもらえる仕事です。皆さんもやりがいのある仕事に就けるよう、一つ一つの目標をクリアしていってください。大学進学を目指す皆さんも、自分のやり方を見つけ最後まであきらめずにがんばってください。

宮崎 文平さんBunpei Myazaki

小児科医

2009年 立教新座高校卒業
2015年 千葉大学医学部卒業
2019年10月現在、成田赤十字病院に勤務

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