2020/04/24 (FRI)

卒業生が語る立教新座で培ったMY SPIRIT~OBインタビュー~塩瀬健太さん

立教大学社会学部4年次生で体育会野球部に所属する塩瀬健太さんに、立教新座で学んだこと、感じたことなどをうかがいました。

「寛容であること」を学んだ立教新座での学校生活

塩瀬 健太さん
立教大学社会学部メディア社会学科4年次(2016年度卒業)

入学後に感じた立教新座の「寛容さ」 。柔軟なリーダーシップを学んだ

立教新座には、高校受験を経て入学しました。小学生の頃から野球を続けており、高校や大学でも野球をプレーしたいとずっと考えていたのですが、所属していた野球チームの先輩やコーチから立教新座高校のことを聞き、魅力を感じたのが入学のきっかけです。「立教大学への推薦権がすべての生徒にあること」「野球にも勉強にも打ち込める環境が整っていること」を知り、自分が求めていた高校はここだと感じたことは今でも強く覚えています。中学校からの内部進学者が多いこともあり、高校から入学した自分がクラスメイトと打ち解けられるか、入学当初はとても不安でした。しかし、明るく和やかな学校やクラスの雰囲気にすぐに溶け込むことができました。
入学後に印象的だったのが、行事についてクラスで話し合う場面です。中学までは学級委員など、一人が先導して進めていくことが多かったのですが、全員が積極的に意見を出し、軌道修正もする話し合いにはとても驚きました。批判的な意見が出ても頭ごなしに反発せず、受け入れる寛容さも必要だということは、立教新座で学んだことの一つです。この寛容さは、野球部の活動にも通じるものがありました。3年次に副主将を務めたときには、野手の全体練習をまとめるだけでなく、部員の意見を聞くことにも注力。ときには主将を支えるために部員を率いて、ときには全員でチームを作るサポートをする。リーダーとしての柔軟な姿勢を学びました。

自由選択科目と卒業研究論文の学びが野球に対する考え方の基礎に

自由選択科目では、筋力トレーニングに関する授業を履修しました。トレーニングの方法だけでなく、からだに関する基礎的な知識も身に付けることができ、今、体育会野球部で行う専門的なトレーニングも効率的に取り組めており、非常に役立っています。また、授業の中では、自分の所属する部活動の紹介も行いました。競技そのものをレクチャーし、実際にプレーしてもらうのですが、野球を知らない人に対して教えることを通して自分のプレーを見直すように。自分の動きそのものや、「なぜその動作をしたのか」を振り返る習慣がつきました。野球に取り組む上での考え方や、プレーそのものの基礎になっていると感じています。

卒業研究論文も、野球に関するテーマを設定し、私自身が野球に適した体作りのためにサプリメントを飲んでいたことから、サプリメントと食事についてまとめました。本来、サプリメントは食事から得られる栄養を補強するために摂取するものです。しかし、「サプリメントを飲めば食事はいらない」と考えている人も多いのではないかと考え、スポーツに取り組む友人にアンケートを取りました。先生と相談しながら、正しい調査結果が得られるように回答項目を検討。また、アンケートの対象者も「出来るだけ回答の偏りを無くしたほうがいい」とのアドバイスから、他校の中学時代の友人や野球チームの知り合いにも協力をお願いしました。自分の思い通りの回答結果を得ることができ、自分でも良い論文を書けたと感じています。

高校時代の学びを生かし野球と勉強の両立を目指す

現在は社会学部で、SNSと観光の関連性について研究しています。スマートフォンが急速に普及している現代では、写真を撮ることや撮影した写真をSNSで広めることが旅行の目的になっていると知り、観光地の持つ本来の魅力が伝わっていないのではないかと感じたことで、社会学と観光学を横断する研究を始めました。グループ研究では、友人を対象にアンケート調査を実施したのですが、高校時代に取り組んだ卒業研究論文の経験を生かして、幅広いデータを集めることができたと感じています。体育会野球部の活動との両立は難しさもありますが、卒業まで野球と研究の両立を目指して努力を続けていきます。

取材:2019年12月

塩瀬 健太さんKenta Shiose

立教大学社会学部メディア社会学科4年次

2016年度卒業生
立教大学体育会硬式野球部所属

クラブ活動

中学は体育部15、文化部10、高校は体育部22、文化部17のクラブがあり、中学生は約95%、高校生は約90%が参加しています。
施設、指導環境に恵まれ、素晴らしい成績や研究成果をあげています。

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