現在、東京大学医学部医学科で学ぶ有村鉄平さんは、立教新座中高では、医学部への進学を目指しながらも積極的に課外活動に参加していたそうです。立教新座での学校生活や大学での学びについてうかがいました。
他大学受験も応援してくれる仲間や先生たちに支えられた
有村鉄平さん(2017年度卒業生)
東京大学医学部医学科3年次
医学部進学を目指しながら勉強と課外活動を両立
立教新座中学校の自由研究でプラナリアについて研究したことをきっかけに再生医療に興味を持ち、医師を目指すようになりました。そのため、高校2年からは他大学進学クラスを選択。大学受験を想定したハイレベルな授業は、毎回とても刺激的でした。高校3年次の自由選択科目で受講した「化学特講」の授業は、専門的な知識に触れたり、変わった形式の演習問題を解いたりする機会も多く、授業を受けるのが楽しかったことを覚えています。また、英会話の授業の発展学習として学内外のスピーチコンテストにも参加したことも良い経験でした。発表が予想以上の高評価を受け、新座市のスピーチコンテストにも出場することができました。先生方の熱心な指導もあり、見事地区大会に進出。中学・高校とそれぞれ挑戦させてもらいましたが、英語力や表現力を養う貴重な機会だったと感じています。
部活動では、文芸部に所属していました。小説や随筆を読んだり書いたりする活動をしていましたが、新入部員が入らず、部員が僕一人だけになる時期もありました。「このままではいけない」と思い、一念発起してクラスメイトや高校からの入学生に声を掛け、部員数の増加を実現できました。また、部員が書いた作品をまとめた部誌を発行するときには、美術部の友人とともにコラボレーション企画を考え、書き下ろしのカラーイラストを織り交ぜる新しい取り組みに挑戦しました。生徒自らが考え、行動できる環境が立教新座の強みで、僕も受験勉強と並行しながら、のびのびと活動に打ち込むことができたと思います。
部活動では、文芸部に所属していました。小説や随筆を読んだり書いたりする活動をしていましたが、新入部員が入らず、部員が僕一人だけになる時期もありました。「このままではいけない」と思い、一念発起してクラスメイトや高校からの入学生に声を掛け、部員数の増加を実現できました。また、部員が書いた作品をまとめた部誌を発行するときには、美術部の友人とともにコラボレーション企画を考え、書き下ろしのカラーイラストを織り交ぜる新しい取り組みに挑戦しました。生徒自らが考え、行動できる環境が立教新座の強みで、僕も受験勉強と並行しながら、のびのびと活動に打ち込むことができたと思います。
大学の学びで経験した新しい医学との出会い
東京大学は、入学した段階では学部や学科が決まっていません。最初の一年間は前期教養学部として、数学や化学、第二外国語など幅広い学問に触れました。特に印象に残ったのが、「医学に接する」をテーマとした講座です。そこで日本ではまだめずらしい東京大学病院の「老年病科」を見学し、高齢者を救う新しいアプローチの仕方を学びました。講座外でも個人的に足を運び、「高齢者医療」というのが自分の中で一つ興味のあるテーマとなっています。
現在は、医学部の授業が始まって約一年。自分が医学においてどのように貢献していけるのかはまだはっきりとわかっていません。前期教養学部の学びでは多くの研究室や医局を訪問しましたが、新しく得ることも多い反面、自らの知識不足を改めて実感しました。これから幅広い学びに触れる中で必要な知識を身に付け、自分の進むべき将来をしっかり定めていきたいと考えています。
現在は、医学部の授業が始まって約一年。自分が医学においてどのように貢献していけるのかはまだはっきりとわかっていません。前期教養学部の学びでは多くの研究室や医局を訪問しましたが、新しく得ることも多い反面、自らの知識不足を改めて実感しました。これから幅広い学びに触れる中で必要な知識を身に付け、自分の進むべき将来をしっかり定めていきたいと考えています。
「自由」という立教新座の強みを最大限生かしてほしい
医学部を目指す私にとって、いわゆる有名進学校と比べると、立教新座中学校・高等学校学校という環境がハンデになっているのではないかと思うこともありました。ですが今では、私にとって最高の学校と言えます。立教大学に進学する生徒が多い中、他大学進学を選んだ僕を親身になって支えてくれた先生や、応援してくれる仲間たちは、自由な校風があるからこそ存在するのだと思います。後輩の皆さんには、「自由」という立教新座の最大の強みを活用し、やりたいことに向かって行動してほしいです。
有村 鉄平さんTeppei Arimura
東京大学医学部医学科3年次
2017年度卒業生
2018年4月 東京大学理科三類入学
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