2020/10/21 (WED)

オンライン授業を経験して~高校3年生インタビュー~

高校生活の思い出を友だちと共有したい

柴戸優輝さん
高校3年 柴戸優輝さん
最終学年になるところで、学校に通うことができないという状況になりました。でも、友だちとはLINEや電話で話をすることができたので、それほど寂しさは感じませんでした。ただ、はじめのうちは生活リズムをつかむことができずに、睡眠時間が不規則になってしまって体調を崩したこともあり、時間管理の難しさを感じました。

それから、部活動をすることができなかったのがつらかったです。家にずっといるよりも、身体を動かしたいと思っていました。今はやっと活動を再開できて、とても楽しいです。僕はソフトテニス部なのですが、感染対策にかなり気を遣っていて、全員で集合するのは禁止で、声出しもありません。練習の終了後には、ボールを消毒します。今までとは違う活動の仕方ですが、あまり違和感なく受け入れています。

4月に進級してからは、オンラインでの自由選択科目決定がありましたが、僕はすべて第一希望が通ったので安心しました。特に卒業研究論文は自分で決めたテーマで半年以上かけて書き進めるので、指導教員となる主査の先生が希望通りになったことはありがたかったです。
オンライン授業という、これまでになかった方法での授業を経験することになりましたが、自分も含めてみんなパソコンやタブレットには慣れているので、不満や不安の声は聞きませんでした。すんなり授業に入れましたし、何回も見直すことができるため、普段の授業よりも復習したり理解を深めたりすることがしやすかったと思います。

ただ、科目によってオンライン授業のスタイルは違っていて、自分にとっての学びやすさに差はありました。また、質問がある場合にはコメントに入れなくてはならないのですが、やはり直接聞く方がわかりやすくて、コメント欄で質問することにはなかなか慣れませんでした。でも、こんな状況の中でも変わらずに学ぶことができたことは、本当にありがたかったです。

全体的には、例年と違う学校生活でも、なんとかこなしてこれた印象です。最初のうちはオンライン上のトラブルもありましたが、すぐに慣れて不便は感じませんでした。
 
正直なところ、どうしても授業内容は減ってしまうので、その分テストがあまり難しくなかったと感じました。ただし、代わりにオンライン上での課題の平常点の割合が普段より大きかったため、テストの点から自分で予想していた成績とは異なる科目もありました。

学校生活という面では、立教新座高校で過ごす最後の年に、スポーツ大会などいろいろな行事が中止になってしまったことが残念です。10月のS.P.F.(文化祭)も、オンラインでの活動発表会になる予定です。学校で実際に開催する方が、模擬店などもあって絶対に楽しいのに、できなくなってしまいました。全員が立教大学に進学するわけではないので、友だちみんなと、何か思い出になるようなことができればいいなと思っています。

(取材:2020年7月)

立教新座の学び

立教新座中学校・高等学校では、自由と自律の精神のもと、学校生活のさまざまな局面で、自ら学び考える教育が貫かれています。そうしてつかんだ自分自身のテーマを探究し、解決を模索していく力と豊かな人間性を養います。

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