2024/03/04 (MON)

チャプレンより聖書のことば

また、使徒たちの間に、自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、という議論も起こった。そこで、イエスは言われた。「異邦人の間では、王が民を支配し、民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている。しかし、あなたがたはそれではいけない。あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。食事の席に着く人と給仕する者とは、どちらが偉いか。食事の席に着く人ではないか。しかし、わたしはあなたがたの中で、いわば給仕する者である。あなたがたは、わたしが種々の試練に遭ったとき、絶えずわたしと一緒に踏みとどまってくれた。だから、わたしの父がわたしに支配権をゆだねてくださったように、わたしもあなたがたにそれをゆだねる。あなたがたは、わたしの国でわたしの食事の席に着いて飲み食いを共にし、王座に座ってイスラエルの十二部族を治めることになる。」
(ルカによる福音書第22章24~30節)

立教新座中学校・高等学校チャプレン ベレク・スミス
「偉くなりたい」と口に出す人はまれだと思いますが、偉くなりたいと思う人は数多くいると思います。他の人の上にたちたい、という思いがなくても、偉くなった人が持つ地位、権力、富、名誉などを求める人は多くいます。イエスの弟子たちも、エルサレムに向かう途中、イエスが次のユダ王国の王になるだろうと思い、いよいよ自分たちも偉くなるのではないかと期待が高まっていたところです。そして、彼らは新しいイエスの王国で誰がどのような地位や権力を持つようになるかを議論していました。この議論をしばらく聞いていたイエスは、彼らを戒めます。

イエスの教えでは、給仕をするものが一番偉いと教えています。これは口先だけのことではなく、イエスはその後、十字架にかかる前の最後の晩餐で食事をする前に弟子たちの足を洗ったことがヨハネによる福音書第13章に記されています。「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならないのです。わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示したのである。」(14-15節)イエスはただ単に謙虚な姿を示したのではなく、リーダーシップの在り方と模範を弟子たちに示しました。謙虚に人々に仕える人が神にはよいリーダーとして認められます。このことの重要性を強調しすぎることはあまりできないのではないかと思います。神の国では仕える人が偉くなって仕えなくなるのではなく、常に仕える人がすでに偉いのです。これから卒業する生徒たちの中には偉くなる人も多くいると思いますが、どんなに偉くなったとしてもこのイエスの言葉を念頭に置いていただきたいものです。

2024年3月4日

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