仲間や先生のサポートがあったから
受験に挑戦できた

~OBインタビュー~村尾 貴大さん

2026/04/23 (THU)

卒業生インタビュー

OVERVIEW

現在、東京大学工学部応用化学科で、座学と実験の両面から化学と向き合っている村尾貴大さん。中学生の頃に化学現象に興味を持ち、理系の最高峰を目指すため、高校2年生から他大学進学クラスに進みました。受験勉強と課外活動を両立していた高校時代の思い出や、大学での活動について伺いました。

村尾 貴大さん(2022年度卒業)/東京大学工学部4年次

受験勉強の合間の息抜きになっていた部活動

小学生の頃から理科が好きでした。中学2年生の理科の授業で実験を行った際、色や見た目が大きく変化していく化学現象に惹きつけられ、本格的に理系に進むことを考え始めました。せっかくなら国内最高峰の環境で化学を学びたいと思い、東京大学理科Ⅰ類を志望するようになりました。立教新座では高校2年から「他大学進学クラス」が設置されるため、受験に集中しやすいだろうと他大学進学クラスに入りました。

立教新座での日々を振り返ると、とても選択肢の多い環境だったと感じます。高校でマネージャーとしてバスケットボール部に所属したこともその一つです。受験に集中するため、小中と選手として続けてきたバスケットボール部は退部しようと考えていたのですが、顧問の先生がマネージャーとして続けないかと誘ってくれたのです。他大学進学クラスだからといって、部活動を禁止されたり放課後に補習授業があって参加できなかったりということはないので、自分自身で時間のやりくりをしながらマネージャー業と勉強とを進めていくことができました。

受験勉強と部活動の両立を大変に感じる時期もありましたが、息抜きにもなりました。マネージャーとして対戦校の先生方とやりとりをすることも多く、高校生という年代に大人とコミュニケーションをとるという経験から得たことは多くあったと思います。

受験と直接関係のない文系の授業も、文章の読解力などの基盤をつくるため、妥協せずに取り組みました。理系に進むからといって理系の授業だけに専念するのではなく、幅広い知識を習得していくことで、意外なところでその知識が役に立つということを実感しています。受験勉強だけではできない経験から身に付いた多角的な視点も、大学での学業や研究に生きています。

仲間や先生がかけてくれた言葉が励みに

同級生の多くは推薦で立教大学に進学するため、受験に向けてモチベーションを維持するのは難しくもありましたが、クラスでは互いに切磋琢磨する雰囲気がありましたし、部活の仲間が励ましてくれたので、最後までやり遂げられました。

また、中学から高校にかけて同じ先生方に指導していただけるので、私のことを深く理解してくださっている先生に相談することができ、その際にかけていただいた言葉は受験にあたって心の支えになりました。高校3年生の3学期は授業が少なくなりますが、家にいると受験勉強に集中できないので、学校にきて勉強することもありました。その際も先生方が勉強しやすい環境をつくってくださって、今でもその心遣いに感謝しています。

在学中、進路指導室をよく利用していたことも良い思い出です。顔見知りの先生がいる時に、クラスメートや部活の仲間と一緒に訪問してみんなで話をしたり、一人で行って受験に関する相談をしたりして、不安や悩みを解消し、モチベーションを上げる時間にしていました。

私は小学校から高校までの12年間を立教で過ごしてきました。今振り返ると、生徒一人ひとりがのびのびと、いろいろな活動に取り組んでいる空間で、毎日楽しかったなと感じています。学びたいことややりたいことがあれば、サポートしてくれる先生や設備、制度も整っているので、学業でもスポーツでも芸術的なことでも思いっきり没頭できる学校ではないかと思います。

化学の知識をものづくりに生かしていきたい

大学3年次に工学部応用化学科に進学しました。大学で理系全般の学びを深める中で、ものづくりなどに直接的に生きる工学は、もっとも目に見えやすい形で社会の役に立つと感じたからです。実際に世の中では、工場などで稼働しているものづくりの機械などに化学が応用されています。

現在は座学と実験を通じて化学の理論と手法を学び、多角的な視点で化学と向き合っています。フラスコやビーカーなどを使って机の上で行う化学実験だけでなく、蒸留塔などの大規模な装置を用いたスケールの大きな実験ができるところが工学部ならではの特徴的な部分です。さまざまな実践経験を積み、化学で日本のものづくりをスケールアップさせていく方法を探していきたいと考えています。

将来は大学院に進学し、今以上に化学の研究にまい進しながら、化学以外の学問にも触れていきたいです。その先の進路は食品や化粧品、薬品など、さまざまな選択肢が考えられますが、どの道に進んだとしても、これまで学んできた化学技術を社会に還元する方法を追求し、多くの人の生活にプラスの影響を与えていきたいと思っています。


(2025年11月取材。Web掲載にあたり、最新の情報を追記しました)

村尾 貴大さんTakahiro Murao

東京大学工学部3年

2022年度卒業生

2023年3月 立教新座高等学校卒業
2023年4月 東京大学理科Ⅰ類入学
2025年4月 東京大学工学部応用化学科進学

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