2021/11/06 (SAT)

高3選択科目でブラインドサッカーⓇを体験

10月27日(水)の1,2限の高校3年生の自由選択科目「スポーツ方法論(サッカー)」で、ブラインドサッカー体験型ダイバーシティ教育プログラム「スポ育」を実施、高校3年生40人が参加しました。

左から日本ブラインドサッカー協会の高橋氏、鳥居健人選手

個人技ではなく仲間とのコミュニケーション能力を磨く

当講座「スポーツ方法論(サッカー)」では、サッカーを中心としたスポーツについて歴史的背景などの理論を学ぶほか、生徒自身が指導者の立場になり他者に教える方法を、実践を通して学んでいます。受講生の多くはサッカー部をはじめとする体育部に所属しており、どうしてもスキル面を重視しがちになります。そこで、コミュニケーションに焦点をあて、他者・相手のことを考えることを学んでほしいという思いから、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会の協力のもと、ブラインドサッカーチーム「free bird mejirodai」に所属する鳥居健人選手と協会スタッフの方2名をファシリテーターに迎えて「スポ育」を行いました。

ことばだけで正確に伝える

最初にブラインドサッカーのルール説明や鳥居さんによるデモンストレーションが行われたあと、準備運動を通して、ことばだけでコミュニケーションを図る体験をしました。2人一組となり、一人はアイマスクを装着、もう一人は鳥居さんが示す見本の動作を相手に言葉で伝えます。目で見れば簡単にできる動作ですが、見えない相手に伝えるのは至難の業。最初はとまどっていた生徒たちでしたが、腕を回す動作では「クロールみたい」などとたとえを用いたり、皆が知っている用語をもちいたり、動作の一つひとつを丁寧に説明していきました。

相手を思って声をかけることの重要性

その後、実際にブラインドサッカー用のボールを使い、パスやシュートに挑戦。ここでも、アイマスクをしている生徒にボールが置いてある場所、目標の位置などを音だけで伝えていきました。方向を「あっち」「こっち」ではなく伝える方法、他のチームと混同しないようにゴールの位置を知らせる方法を各自が自然に身につけ、またアイマスクをしている生徒も仲間を信じて動いている様子が見られました。
最後に鳥居選手からは、「目で見える範囲は限られていますが声は360度から聞きとることができます。また、今日やってきた相手のことを考えるということは、できないことを可能にする力があります。今日の体験を部活動や日々の生活にいかしてほしい」と、メッセージが送られました。

※「ブラインドサッカー」および「スポ育」は、NPO 法人日本ブラインドサッカー協会の登録商標です。

立教新座の自由選択科目