OBインタビュー~自由に考えて行動する力~

2021/07/13 (TUE)

卒業生インタビュー

自由に考えて行動する力

5月に行われたOB講話会。高校1年生に向けてキャリアについて講演をしていただいた
ネクストモード株式会社 増子 亮 さん(2001年度卒業生)
私は現在、2020年7月にNTT東日本とクラスメソッド株式会社が共同で起ち上げたネクストモード株式会社という会社で働いています。営業部門の責任者として、法人に対して「クラウドを使ってより効率的で新しい働き方をしませんか」と提案するのが私の仕事です。

私は、小学校から大学まで立教ですごしました。自由な校風のなかで過ごしたからか、正直言って会社勤めということにどこか息苦しさを感じていました。今回、親会社の資本金を元に社内起業としてネクストモード株式会社が立ち上がる話を聞き、「新しい会社を作っていきたい!」と手を挙げて参加させていただきました。コロナ禍でテレワークが推奨されるようになる前から全社において完全リモートワークが決まっていました。2020年7月に設立しましたが、オンラインでの商談など当初の予定通り、順調にスタートを切ることができました。

完全リモートワークのため、時間の使い方、働き方はすべて自分自身で決めています。私自身はこの状況はまったく苦ではなく、むしろのびのびと、意欲的に仕事を進められています。それは「自分の責任のもとで自由に考えて行動する」という立教で培った力が発揮されているのだと実感しています。小学生から大学生まで続けた剣道部での活動もそうでした。例えば、強豪校は規則で坊主にしているところが多いのですが、そこに重きをおかずに自分たちならではの方法で強くなるというのが私たちのモットー。練習メニューを自分たちで考えるなど自主的に動くことで団結力を高めていきました。決して粒ぞろいではありませんでしたが、関東大会に進むことができました。高校ではキャプテンとして仲間とどうすれば強くなるかを考えるのも楽しかったですね。自分の意見を押しつけず、メンバー個々の良さを生かしていく大切さは、現在の部下との接し方にもつながっています。部下を「管理する」のは違うなと。どうすればみんなが働きやすく、それぞれの力を発揮できるのかを考えるようにしています。
立教新座の魅力は、何と言っても男子校ならではの仲の良さ。どんなことでも打ちあけられる、いるだけで安心できるというほどのつながりは、ほかではなかなか味わえないのではないでしょうか。私の友達のほとんどが立教出身ということがそれを物語っているかもしれません。高校時代を振り返ると、友だちと買い物をしたり、テストが終わった後、ボーっと柳瀬川を見たり、高校卒業後に車の免許を取ってみんなで海までドライブしたり、思い出
は尽きません。

社会人になっても立教の友人とルームシェアをしたり、時間をつくってはみんなで会ったりしていました。結婚など人生のイベントがあっても変わらないですね。これからもずっと続いていく関係だと思います。子どもを寝かしつけた後にみんなでオンラインゲームをしているときはみんな学生です(笑)。

先の見えない不安な状況の中、いつもにも増して悩んでいる人が多いかも知れません。私から伝えたいのは「君は君で変わらないので、思ったことを少し、一歩でも踏み出すことで世界が変わるかも知れない」ということ。ただし、肩ひじを張らないように。挑戦はしつつ、やりたくなければやらない、やりたいことはやる、というペースで進んでいってほしいです。

(取材:2021年5月)

増子 亮 さんRyo Masuko

ネクストモード株式会社 勤務

2002年 立教新座高等学校卒業
2006年 立教大学社会学部社会学科卒業
2006年 東日本電信電話株式会社(NTT東日本入社)
2020年7月より ネクストモード株式会社 勤務

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