卒業生が語る立教新座で培ったMY SPIRIT~OBインタビュー~飯倉大渡さん

2021/06/02 (WED)

卒業生インタビュー

OVERVIEW

立教大学観光学部4年次生で、SNSやアプリの開発にも取り組む飯倉大渡さん。「世界一のお金持ちになる」という夢は、世界平和を実現したいという思いから生まれたものでした。夢の実現に向けて一歩ずつ進む飯倉さんにお話をうかがいました。

夢の実現のため、世界を動かす存在を目指す

飯倉大渡さん(2017年度卒業生)
立教大学観光学部4年

SNS開発を足掛かりに、経営者としての力を付ける

現在は立教大学観光学部でフィルムツーリズムについて研究しながら、SNSやアプリの開発に取り組んでいます。アプリの開発は、中学2年の時に一度チャレンジし、あまりの難しさに挫折。大学2年次に一念発起して改めてプログラミングを学び直し、現在は「MASK」というSNSの開発・運用に力を入れて取り組んでいます。「MASK」は、SNSでは複数のアカウントを持ち、いろいろな"顔"を使い分けている人が多いですが、それを一つのアカウントで可能にしようというものです。大学2年次にこのアイデアだけを持ってIT企業に売り込んでみたのですが、実物がないことでまったく相手にしてもらえず悔しい思いをしました。そこで奮起してプログラミングを独学で習得し、なんとかリリースしました。

SNS開発の原動力となっているのは、「世界中に等しく教育を提供する仕組みを作り、世界を平和にしたい」という大きな夢です。きっかけは小学生の頃に読んだ本に書かれていた、「全世界の子どもたちが初等教育を受けるために必要なお金は1兆2000億円。それは戦争を4日止めれば用意できる」※という内容に衝撃を受けたことでした。戦争を止めるのが難しいなら、自分が大金持ちになればいいと子どもながらに思ったのです。一人では無理でも、経営者になって人脈を広げ、世界の大金持ちたちと力を合わせて世界を動かし、子どもたちに教育を届ける機関をつくることができるのではないかと。夢のような話ですが、それ以来、「世界一のお金持ちになること」を人生の目標として掲げています。SNSの開発はその手段の一つです。いつかやってくる大成功のために日々失敗を繰り返しながらも一歩一歩進めています。

※山本良一/Think the Earth Project『世界を変えるお金の使い方』,2004年,ダイヤモンド社

立教新座での日々が今の自分をつくった

私の価値観の主軸は「自分は自分で居続ける」ことです。この基礎が形成されたのは立教新座高校での経験と言えます。高校生当時は我ながら尖がった性格をしていて、同級生と衝突することもよくありましたが、高校3年で吹奏楽部の部長を務めたことと部活引退後にギャップイヤー留学に参加したことで意識が変わりました。

吹奏楽部の部長は、将来、経営者になることを見据えて、人の上に立つことを体験したいと、強い意志を持って立候補しました。吹奏楽部は中高合同で活動することが多く、中1から高3という幅広い年代をまとめる難しさはありました。部長になり、まず最初にただ上に立って指導することがリーダーの仕事ではないと気づきました。そこで、部員一人ひとりとコミュニケーションをとり、部員それぞれが自分らしくいられる居場所を作ることを考えました。各々の強みを引き出したり、互いに補ったりと全体を俯瞰で見てマネジメントすることが真のリーダーなのだと実感しました。部活動で培った「個を見ながら全体をまとめる力」は、大学でのグループワークやSNS開発のプロジェクト管理にも役立っています。

ギャップイヤー留学は、アメリカのフロリダで1カ月間みっちり英語を学ぶプログラムですが、初めての留学でとまどうことばかりでした。しかし、自分自身で考えて行動しなければならない環境に身を置いたことで、他人に流されていてはいけない、自分でやりたいことを見つけて動こうと思うようになりました。大学1年次に休学して改めて留学したことや、アイデアを持って企業に売り込みに行くといった行動力、企業の方を相手に自分の思いを伝える積極性は、ギャップイヤー留学で培われました。

資産家を巻き込み、世界平和を実現したい

現在までにリリースしたアプリは10数個にのぼり、立教新座の友人と一緒に開発しているものもあります。今後は、先述した「MASK」の改良を進め、収益化し、世界の資産家と渡り合える力を付けていきたいと考えています。憧れはFacebookを創業したマーク・ザッカーバーグです。大学時代に起業し、実業家として大きな力を得た彼の生き方をお手本に、世界を動かす潮流を起こし、次の世代につなげていくサイクルの「きっかけ」になりたいです。そしてノーベル平和賞を受賞しハリウッドで映画化されるような人生を送りたいですね。力を付けて注目される存在になれば、その分他人から嫌われることも増えるかもしれませんが、「自分で居続ける」ことを信条に、一直線に夢へ向かって折れることなく挑戦を続けたいです。

(2021年4月取材)

飯倉大渡さんTaito Iikura

立教大学観光学部観光学科4年次

2017年度卒業生
2018年4月 立教大学観光学部観光学科入学

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