立教新座で学んだリーダーシップを生かし
主将として箱根駅伝出場に貢献
卒業生が語る立教新座で培ったMY SPIRIT~OBインタビュー~ミラー千本真章さん
2023/05/17 (WED)
卒業生インタビュー
OVERVIEW
2023年1月に55年ぶりの箱根駅伝出場を果たした立教大学。立教新座時代から陸上競技部で活躍し、立教大学の男子駅伝チームで主将を務めたミラー千本真章さんにお話を伺いました。
ミラー千本真章さん(2018年度卒業生)/ サッポロビール株式会社
身をもって学んだリーダー像のあり方
陸上競技を始めたのは中学に入学した時です。立教新座のスポーツ施設は当時から充実していて大きな魅力を感じました。さらに中学2年の時、「セントポールズ・フィールド」という本格的な陸上競技場が完成し、よりモチベーションが高まったのを覚えています。そんな恵まれた環境で部活動に没頭できた6年間でした。
個人では高校3年の時に800メートルで全国大会に出場できたことが印象に残っています。長距離チームではキャプテンを務めていましたが、うまくいかなかった時期もありました。競技に対して全部員が同じ熱量ではないはずなのに、自分の強すぎる思いを押し付けてしまったのです。その結果、仲間と衝突し、自分の周りから人が離れていってしまいました。
顧問の先生から「焦らず長期的な視点を持つように」とアドバイスをいただき、チームメイトとしっかり対話をして自分の熱意を理解してもらいました。そして、うまく役割分担をしながら、もう一度チームづくりを進めたのです。そのような経緯で臨んだ全国高校駅伝競争大会埼玉予選会では、9位という結果に。全国大会出場は叶いませんでしたが、チームが団結してベストタイムを2分以上更新し、後悔なくやり切ったという清々しさがありました。
個人では高校3年の時に800メートルで全国大会に出場できたことが印象に残っています。長距離チームではキャプテンを務めていましたが、うまくいかなかった時期もありました。競技に対して全部員が同じ熱量ではないはずなのに、自分の強すぎる思いを押し付けてしまったのです。その結果、仲間と衝突し、自分の周りから人が離れていってしまいました。
顧問の先生から「焦らず長期的な視点を持つように」とアドバイスをいただき、チームメイトとしっかり対話をして自分の熱意を理解してもらいました。そして、うまく役割分担をしながら、もう一度チームづくりを進めたのです。そのような経緯で臨んだ全国高校駅伝競争大会埼玉予選会では、9位という結果に。全国大会出場は叶いませんでしたが、チームが団結してベストタイムを2分以上更新し、後悔なくやり切ったという清々しさがありました。
この経験から痛感したのが、リーダーシップにもいろいろな形があるということです。前に立ってチームを引っ張るだけでなく、皆の思いに耳を傾け、それぞれの良いところを生かす。そういう形のリーダーシップもあると学んだのです。立教新座で長く行われているリーダーシップ研修でも、そうしたリーダー像について多角的に学び、より深く考える機会を得ました。
立教大学陸上競技部男子駅伝チームでは、4年次に自ら手をあげて主将を務めました。うまくいかないときもあって、思い悩んだこともありました。でも、高校での経験を生かしながら試行錯誤を続けて、なんとか良いチームづくりに貢献できたのではないかと思っています。
箱根駅伝本選への出場が決まった時、立教新座出身の同級生はもちろん、多くのOBや関係者の皆さんから「やったね」「応援してるよ」って声をかけてもらったのは嬉しかったですね。
立教大学陸上競技部男子駅伝チームでは、4年次に自ら手をあげて主将を務めました。うまくいかないときもあって、思い悩んだこともありました。でも、高校での経験を生かしながら試行錯誤を続けて、なんとか良いチームづくりに貢献できたのではないかと思っています。
箱根駅伝本選への出場が決まった時、立教新座出身の同級生はもちろん、多くのOBや関係者の皆さんから「やったね」「応援してるよ」って声をかけてもらったのは嬉しかったですね。
立教新座ならではの学びは、大学進学前の良い準備に
学習面では、立教新座は自由な学びにあふれていました。なかでも、高校生のうちから自分で講座を選べる自由選択科目は楽しかったですね。私はスポーツ、国語、世界史関連の講座を選択しました。少人数クラスで学んだことで世界史への苦手意識を克服できた記憶があります。
卒業研究論文では「箱根駅伝とマラソンの関係性」というテーマを設定。日本人選手がマラソンで世界を相手に戦っていく上で箱根駅伝はどのような存在なのか、という内容で論文を執筆しました。しっかりと文献を読み込んだり、出典や根拠を明示したりといった論文執筆の基本を叩き込まれたことは大学でも役立ちました。
自由選択科目も卒業研究論文など、立教新座ならではの学びは、大学進学前の非常に良い準備となりました。
卒業研究論文では「箱根駅伝とマラソンの関係性」というテーマを設定。日本人選手がマラソンで世界を相手に戦っていく上で箱根駅伝はどのような存在なのか、という内容で論文を執筆しました。しっかりと文献を読み込んだり、出典や根拠を明示したりといった論文執筆の基本を叩き込まれたことは大学でも役立ちました。
自由選択科目も卒業研究論文など、立教新座ならではの学びは、大学進学前の非常に良い準備となりました。
「人」と「箱根駅伝」が決め手となり、サッポロビールへ
4月からは、箱根駅伝の協賛企業であるサッポロビール株式会社へ入社します。
入社の決め手となったのは、「人」と「箱根駅伝」です。
就職活動中にとても悩んだ時期があったのですが、その際に一番最初に相談したいと思ったのがサッポロビールの人事の方、そして社員の方々でした。一学生の相談にも皆さん真摯に対応してくださり、質問にも正直に答えてくださいました。
そのときの印象から、このような人たちがいる企業で共に働きたいと強く思いました。
また、箱根駅伝で「SAPPORO」というゼッケンをつけて走る母校の姿を企業側から応援したい、関わりたいという思いも大きく、入社を決意しました。
入社の決め手となったのは、「人」と「箱根駅伝」です。
就職活動中にとても悩んだ時期があったのですが、その際に一番最初に相談したいと思ったのがサッポロビールの人事の方、そして社員の方々でした。一学生の相談にも皆さん真摯に対応してくださり、質問にも正直に答えてくださいました。
そのときの印象から、このような人たちがいる企業で共に働きたいと強く思いました。
また、箱根駅伝で「SAPPORO」というゼッケンをつけて走る母校の姿を企業側から応援したい、関わりたいという思いも大きく、入社を決意しました。
自由だからこそチャンスを逃さずに
中高から大学まで立教に10年間在学しましたが、変わらないキーワードは「自由」だと思います。厳しい校則や大学受験に縛られず、広い視野をもっていろいろなことに挑戦できる。これは立教新座の大きな魅力です。そんな環境だったからこそ、私は陸上競技に没頭し、大学でも続けられたのだと思います。
一方で、自由には「責任」が伴うことも学びました。自由だからと自分勝手にふるまうのではなく、自分の選択に責任を持つことが大切です。大学の駅伝チームでも、この考えを念頭に置いて主将として取り組んできました。
立教新座は自由な環境の中で、チャレンジできる機会にあふれています。スポーツだけでなく、留学や多様な学びの機会があり、熱中するものを探せる時間もあります。自由の中でもしっかりと周りを見渡して、チャンスを見逃さずに掴んでほしいですね。
大学の駅伝部の際も、周りの素晴らしい選手、監督に負けていて劣等感を感じていましたが、その気持ちをプラスのエネルギーに変えて目標に直向きに頑張ってきたつもりなので、劣等感を自身の餌として捉え、諦めずにチャンスに飛び込んでいきたいなと思っています。
(2023年2月取材)
一方で、自由には「責任」が伴うことも学びました。自由だからと自分勝手にふるまうのではなく、自分の選択に責任を持つことが大切です。大学の駅伝チームでも、この考えを念頭に置いて主将として取り組んできました。
立教新座は自由な環境の中で、チャレンジできる機会にあふれています。スポーツだけでなく、留学や多様な学びの機会があり、熱中するものを探せる時間もあります。自由の中でもしっかりと周りを見渡して、チャンスを見逃さずに掴んでほしいですね。
大学の駅伝部の際も、周りの素晴らしい選手、監督に負けていて劣等感を感じていましたが、その気持ちをプラスのエネルギーに変えて目標に直向きに頑張ってきたつもりなので、劣等感を自身の餌として捉え、諦めずにチャンスに飛び込んでいきたいなと思っています。
(2023年2月取材)
ミラー千本真章さんMiller Chimoto Max
サッポロビール株式会社
2018年度卒業生
2019年4月、立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科入学
2023年1月、主将を務める体育会陸上競技部男子駅伝チームが箱根駅伝(第99回東京箱根間往復大学駅伝競走/2023年1月2日・3日開催)に出場
2023年4月、サッポロビール株式会社入社
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