何事にも全力で挑戦できた立教新座での経験が
夢の実現につながった

卒業生が語る立教新座で培ったMY SPIRIT~OBインタビュー~宮澤奎太さん

2023/05/08 (MON)

卒業生インタビュー

OVERVIEW

熊本県民テレビでアナウンサーとして活躍。スポーツ中継や情報番組に出演し、お茶の間に親しまれる宮澤奎太さんに、中高時代の思い出などを伺いました。

宮澤 奎太さん(2014年度卒業生)/株式会社熊本県民テレビ アナウンサー
🄫KKT

発想力が際限なく育まれる自由な環境

現在、地元埼玉を離れ、熊本県のテレビ局熊本県民テレビでアナウンサーとして、主に情報番組のスポーツコーナーやスポーツの実況を担当しています。
アナウンサーを目指したのは、プロ野球が大好きで、ラジオ中継の実況アナウンサーに憧れたから。アナウンサーへの道は険しく、採用の過程で心が折れそうになったこともありましたが、そんな中でも自分の思いを貫き、夢を実現できたのは、立教新座で何事にも全力でぶつかっていく姿勢を育むことができたからだと思っています。

立教新座中高は、趣味や性格などにかかわらず、多様な人を受け入れるおおらかな雰囲気があります。私はアナウンサーになりたいということもあって、積極的に人前に出るようにしていたのですが、中高生の時期って、そういう子を少し遠巻きに見るようなところがありますよね。でも、立教新座の仲間たちはそんな私も受け入れてくれて、みんなで盛り上げてくれました。

高校の文化祭(S.P.F.)では友人たちと企画し、中庭にステージを作ってお笑いライブを開催しました。初めての試みでしたが、みんなおもしろがって参加してくれて、大成功。こうした自分の「やりたい」が実現できたという成功体験の積み重ねが次の挑戦を生み出し、諦めない心が育まれたと感じています。寛大な精神で見守り指導してくださった先生方と、一緒に盛り上がりながらも「ダメなことはダメ」と、自由の中にもルールがあることを教えてくれた仲間たちに感謝しています。

今の仕事の原体験となった卒業研究論文

高校2年の3学期から1年間取り組んだ卒業研究論文は、「プロ野球独立リーグの存在意義」をテーマに執筆しました。執筆にあたり、新潟県の独立リーグ本部のトップの方を取材しました。自分でアポイントを取って現地に赴き、1時間以上のロングインタビューを行ったのですが、アポイントをとるためにメールを書くことから、初めてのことばかりで緊張しました。一介の高校生の要望に快く応じていただけたことが嬉しかったです。

現在、熊本には野球やサッカーなどのトップリーグに所属するチームがまだありません。スポーツキャスターとしてチームを取材する機会が多くありますが、地元のチームがどんどん成長していく様子を伝えられるところが魅力ですし、やりがいを感じています。卒論でインタビューさせていただいた方に、仕事を通じて再会することもできたんですよ。当時の経験が今に生きていると実感しています。

もう一つ、忘れられないエピソードが進路指導の時。「アナウンサーになりたいので、立教大学のメディア系の学科に行くべきでしょうか」と、担任だった渡部智博先生(理科教諭)に相談したのです。渡部先生ご自身が「NHK高校講座」などのテレビ番組にご出演されていたこともあって、その経験からおっしゃったのは「アナウンサーはいろいろな分野に長けている方が多い。メディア志望だからメディア系の学科と決めつけるのではなく、広い視野を持って、どう学ぶかが大切だ」ということ。結果的にメディア社会学科に進学しましたが、今、周りのアナウンサーを見渡すと、多様な経験をされている方が本当に多いんですね。先輩からも「幅広く興味を持って多方面にアンテナを張るのが大切だ」と口酸っぱく言われています。先生がおっしゃっていたことは確かだったんだと実感するばかりです。
取材中の宮澤さん

立教新座で生まれた絆と色あせない思い出が原動力

地元から遠く離れた熊本の地で働く今、「みんなと一緒に関東に残っていたら、気軽に会って食事でもできたのにな……」と思うことはあります。でも、中高で仲の良かった友人は、ときどき熊本まで遊びに来てくれますし、帰省したら必ず会ってくれます。「全国ネットに出てたね!」と連絡をくれる友人も。こういう仲間がいるから自分は頑張れるんだと感じます。彼らとの絆は、いくつになっても、どこにいても途切れることはないと思います。

中学受験や高校受験を控え、大変な思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も中学受験が苦しくて、もう二度と味わいたくないと思っています(笑)。でも立教新座の環境や人間関係は、他では得られない本当に魅力的なものでした。今でも立教新座の教室で友人とふざけ合ったりする光景が夢に出てくるんですよ。それくらい立教新座で過ごした日々は、色あせない素敵な思い出として私の中に残っています。

(2023年2月リモートにて取材)

宮澤 奎太さんKeita Miyazawa

株式会社熊本県民テレビ 報道制作局 アナウンス部

2014年度卒業生

2012年3月、立教新座中学校卒業
2015年3月、立教新座高等学校卒業
2015年4月、立教大学社会学部メディア社会学科入学
2019年4月、熊本県民テレビにアナウンサーとして入社

このカテゴリの他の記事

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。


ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。