2023/03/08 (WED)

中学2・3年生「理科」で研究発表

中学2年生「理科2」と3年生「理科I(生物)」の授業で、それぞれ3学期に学んできた「気象現象」と「放射線、エネルギー問題」に関する課題に取り組むプロジェクト型学習を実施、クラスで発表会を行いました。

天気予報からイベント開催の可否を考察する(中学2年生)

中学2年生の課題は、挙げられた5つのイベントから1つを選択し、そのイベントを中止するか決行するかの判断基準を、天候とそれによって起こりうる事象を予想して考察するというもの。

発表では、例えば、期末試験の場合は、開始時間の3時間前、生徒の多くが住んでいる東京・埼玉・神奈川地域の天気予報を確認し、雨量や風速が基準以上であれば中止する、といった結論を出した上で、基準値やなぜ中止とした方が良いのかといった根拠を示していました。

地球の未来のために、今できることを考える(中学3年生)

中学3年生が題材にしたのは、環境破壊(温暖化)、原子力問題や脱炭素など地球エネルギーについて。

現在、地球で何が起こっているのか、経緯・現状・問題点を洗い出し、次世代に地球の豊かな自然を引き継ぐためにこれから自分たちに何ができるか、対策・解決策と今後の展望をグループでまとめ発表しました。

課題解決型学習(PBL)を通して育むリーダーシップ

立教新座の考える「リーダーシップ」とは、仲間と目標を共有しながら自ら率先して行動する力。多様な価値観や文化を受け入れ、自分自身がもつリーダーシップを発揮して、他者と共に課題を解決していく、これからの社会で求められる力です。
立教新座では、講演会やリーダーシップ研修会といった特別なプログラムだけでなく、教科やHRの時間にさまざまな課題にグループで取り組む課題解決型学習(PBL)を通して、生徒それぞれのリーダーシップを育んでいます。

生徒は与えられた課題に対し、調べ学習をした上でグループで共有します。そこで、他者の意見を聞き、話し合いを繰り返してグループとして最善の結果を突き詰め、発表資料にまとめていきます。

自身を知り、多様性を体験する

その過程で、積極的に発言をするのが得意であるとか、みんなの意見を取りまとめることが得意、プレゼンテーション資料を作成することが得意、発表が得意など、自分が得意なこと、あるいは苦手なことが何かを知り、得意な分野を生かしてグループに貢献すること、これが自分なりのリーダーシップを発揮するということです。

同じようにメンバーそれぞれに特性があり、それをお互いに受け入れながらワークを進めていく中で、多様性や異文化は身近であることを体感、他者と共に生きる力も養っていきます。

さらなる成長につなげるフィードバック

毎回大切にしていることが、プレゼンテーション後のフィードバックと振り返りです。

今回の中2、中3の授業でも、発表を聞いた後、発表者に質問をしたり、Googleフォームを使って感想や評価を入力したり、聞くだけでは終わらせないフィードバックの時間をとりました。

他者の発表を聞く力、そこで感じたことを言語化し発信する力、質問力、また、他者からの意見を受け入れて自身に足りなかった部分に気づくことがリーダーシップを高めていくことにもつながります。

立教新座のリーダーシップ教育

立教新座では、国際的な視野を養う「グローバル教育」と、多様性の中で自身の力を発揮し、仲間と共にチームの目標を達成するために貢献するリーダーシップスキルを学ぶ「リーダーシップ教育」を通じて、世界の人々と「共に生きる力」を備えたグローバルリーダーを育成しています。

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