St.Paul's Schoolへの留学を終えて

—セント・ポールズ・スクール留学報告

2025/07/05 (SAT)

BE A GLOBAL LEADER

OVERVIEW

2024年夏から1年間、提携校であるセント・ポールズ・スクール(アメリカ)への派遣留学を終えた生徒の報告レポートを紹介します。

高校3年生 安達 凱亜さん
学校前の広場で友達と。真ん中が安達さん
アメリカで過ごしたこの一年は、とても中身が詰まっていてすごく濃い一年でありつつも、振り返ればあっという間に過ぎ去ってしまった一年であるようにも感じます。

この一年で、留学前の不安が嘘のように、多くの異文化経験を通して自分の中で大きく成長できたという実感があります。
まず、この一年を通して多くの友達や先生と関係を深めることができました。

当然、英語は自分の母国語ではないため、はじめのころはうまく会話ができないことや、どのようにすればもっと関係を深められるかなど、多く悩み、試行錯誤していました。

その中でうまく話せる共通の話題を見つけ、とにかく必死に話しかけていくことで自分の英語力を伸ばすことができました。
同時に、今ではかけがえのないたくさんのコネクションができ上がっていったと感じます。
左:ホストファミリーとクラブを食べたとき 右:ホストファミリーと映画へ
また、ホストファミリーもこの一年の中でとても大事なピースでした。
私の場合は送り迎えなどの関係から3つのファミリーにお世話になり、それぞれのファミリーにとてもよくしてもらいました。

それぞれのホストファミリーと旅行に行ったことや、野球の試合を見に行ったことは、まだ友達と遊ぶほど関係を築くことができていなかった自分の大きな支えとなりました。

ホストファミリーから学ぶアメリカの生活様式やアメリカの食事は、時に新鮮で慣れ難いことも多かったけれど、今となってはそれらも異文化を学ぶ上で欠かせない良い経験であったと捉えています。
左:ビジネスクラブの集合写真 右:友達とジョンズホプキンス大学へ行ったとき
さらに、勉強面でも大きく成長できたと感じています。

アメリカでの授業は当然英語で行われ、最初は先生の言っていることをあまりよく理解できず、とったノートを翻訳して地道に理解していくような状態でした。

数学や化学で使う用語も一から勉強したため、授業にしっかりついてくためにも多くの時間を要しました。
しかしながら、日々の努力や、英語が嫌いになりそうになる程書いたエッセイは、確実に私の英語力を向上させ、今では何百語のエッセイでもあまり苦にせずに書くことができます。
野球チームでの集合写真、背番号1番が安達さん
そして、スポーツでは秋にサッカー、春に野球をプレイしました。

スポーツは、この留学生活において友達と繋がる話題として大きな架け橋となってくれました。
スポーツを一緒にプレイすることで、言語を通さずともできる関係にとても助けられました。

実際スポーツを一緒にプレイして、アメリカ人たちのパッションや、辛い練習ばかりでなく、あくまで楽しむという心など、本当のスポーツの実力とは異なることでも多くを学び自分を成長させてくれました。
サッカーチームでの集合写真、安達さんは背番号25番
留学しようと思った動機は、あくまで大学受験をしない代わりに今しかできないことをやるという考えからでした。

アメリカにいるうちは、日本で楽しそうに遊んでいる友達を見て、留学したこの選択に後悔するようなこともたまにありました。

ただ、振り返って見れば、17歳の友達が車を運転してくれ毎週金曜日に友達の家でパーティーをするといったような経験は、今しか得られることのできなかったものだと深く実感します。

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