立教大学の授業を履修。立教GLP特別聴講生制度~生徒インタビュー~
2022/05/27 (FRI)
BE A GLOBAL LEADER
立教新座高等学校には、立教大学が開講している授業を高校3年生が受講できる立教学院一貫連携教育プログラム「特別聴講生制度」があります。そのプログラムの一つである「立教GLP特別聴講生制度」は、立教大学が全学部の学生向けに開講している「立教大学グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)」の入門科目「GL101」を受講するもので、大学生と共に企業から提示された課題解決に取り組みます。今回は、2021年度に受講した三浦航さんにお話をうかがいました。
大学生との協働で得た学びが、サッカー部の活動でも効果を発揮
三浦 航さん(2021年度卒業)
立教大学社会学部1年次
サッカー部の先輩から聞いた感想が、受講の決め手に
小さい頃からサッカーを習っていて、チームで目標に向かって努力する場面がたくさんあったため、小学生のときからリーダーシップについて興味を持っていました。高校に進学してから、「立教GLP特別聴講生制度」を受講していたサッカー部の先輩に感想などを聞いたことで、自分も受けてみることを決意しました。高校2年生のときから「先輩が引退した後は、自分がチームを引っ張っていかなくてはいけない」という意識を持っていたので、そのために基本的なリーダーシップの知識を付けておくことが大切だと考えたからです。高校の授業と違って、対面とオンライン形式の両方で行われることや、教員だけではなく学生アシスタントという大学生が中心となって授業を進めるということも、受講を決める上では魅力に感じました。
異なる背景を持つ人と対話することの面白さを実感
授業では、「東北6県研究所(ロッケン)」という企業から与えられた「東北の課題をふまえて、県外の人を巻き込んで、東北地域にプラスをもたらす、新たなアイデアやプロモーションを県外からの視点で考えよ」という課題に取り組みました。大学2年次生2人、大学1年次生が3人、そして自分という6人チームで、青森県八戸市をターゲットにしたアイデアを検討しました。
グループワークの中で意識したのは、とにかく弱気にならないことです。チームの中で高校生は一人だけで、大学の授業を受けるのももちろん初めてという立場でしたが、組織としては一つ。遠慮して消極的になってもチームのためにはならない、と大学生たちにも萎縮せずに、自分からコミュニケーションを取っていくようにしました。
メンバーとは毎日必ず30分はオンラインミーティングをして、なんでもない会話をしたり、アイデアについて意見交換をしたりしていました。チームには、首都圏以外の出身者もいて、話を進めるうちに出身地によって八戸市に対する捉え方が違うことがわかったことが印象に残っています。年齢や所属も違うさまざまなバックグラウンドをもつ人たちが集まり、目標を定めて協働していくことに楽しさと面白さを感じました。
人前で発表することが得意だったので、中間発表ではプレゼンテーションを担当し、自分たちのアイデアや、課題解決に対する熱量が伝わるように何日も時間をかけて原稿を作成しました。しかし、教員やクライアント企業からは厳しい指摘を受け、打ち砕かれました。その後、チームの役割を再構築し、他者目線を取り入れて内容を刷新。プレゼンについてもチームの人に意見をもらいながら何度も練習し、迎えた本番ではミスなく発表を終えることができました。クライアント企業の方からも「熱意が伝わった」とお褒めの言葉をいただき、とてもうれしかったです。チームの中で自分の役割を果たすことができた、とても良い機会でした。
グループワークの中で意識したのは、とにかく弱気にならないことです。チームの中で高校生は一人だけで、大学の授業を受けるのももちろん初めてという立場でしたが、組織としては一つ。遠慮して消極的になってもチームのためにはならない、と大学生たちにも萎縮せずに、自分からコミュニケーションを取っていくようにしました。
メンバーとは毎日必ず30分はオンラインミーティングをして、なんでもない会話をしたり、アイデアについて意見交換をしたりしていました。チームには、首都圏以外の出身者もいて、話を進めるうちに出身地によって八戸市に対する捉え方が違うことがわかったことが印象に残っています。年齢や所属も違うさまざまなバックグラウンドをもつ人たちが集まり、目標を定めて協働していくことに楽しさと面白さを感じました。
人前で発表することが得意だったので、中間発表ではプレゼンテーションを担当し、自分たちのアイデアや、課題解決に対する熱量が伝わるように何日も時間をかけて原稿を作成しました。しかし、教員やクライアント企業からは厳しい指摘を受け、打ち砕かれました。その後、チームの役割を再構築し、他者目線を取り入れて内容を刷新。プレゼンについてもチームの人に意見をもらいながら何度も練習し、迎えた本番ではミスなく発表を終えることができました。クライアント企業の方からも「熱意が伝わった」とお褒めの言葉をいただき、とてもうれしかったです。チームの中で自分の役割を果たすことができた、とても良い機会でした。
誰もが力を発揮し、活躍できる環境づくりを目指す
立教GLPで学んだことは、部長を務めたサッカー部の活動にも生かすことができました。
大学生の中でのびのびと自分の強みであるプレゼン力を生かし、チームに貢献できたのは、大学生の方々が自分の意見を尊重してくれたからこそだと思います。
リーダーシップとは、一人がひっぱるのではなく、メンバーがそれぞれの強みを発揮できる場をつくること。そのため、サッカー部でも後輩の意見をよく聞き、年齢に関係なく活躍できる環境を作ろうという意識が芽生えました。会話をたくさんすることでチーム全体に意見を発しやすい空気が生まれ、試合でも良い結果を出せるようになるという好循環が生まれたと感じています。
大学進学後も、リーダーシップに関する勉強とサッカーは続ける予定です。履修して得られた学びと、サッカー部の活動に応用した経験を生かして、コミュニケーションを密に取るリーダーシップの力をより伸ばしていきたいと考えています。
(2022年3月取材)
大学生の中でのびのびと自分の強みであるプレゼン力を生かし、チームに貢献できたのは、大学生の方々が自分の意見を尊重してくれたからこそだと思います。
リーダーシップとは、一人がひっぱるのではなく、メンバーがそれぞれの強みを発揮できる場をつくること。そのため、サッカー部でも後輩の意見をよく聞き、年齢に関係なく活躍できる環境を作ろうという意識が芽生えました。会話をたくさんすることでチーム全体に意見を発しやすい空気が生まれ、試合でも良い結果を出せるようになるという好循環が生まれたと感じています。
大学進学後も、リーダーシップに関する勉強とサッカーは続ける予定です。履修して得られた学びと、サッカー部の活動に応用した経験を生かして、コミュニケーションを密に取るリーダーシップの力をより伸ばしていきたいと考えています。
(2022年3月取材)
三浦 航さんGo Miura
立教大学社会学部現代文化学科1年次
2021年度卒業生
立教新座のリーダーシップ教育
立教新座では、国際的な視野を養う「グローバル教育」と、多様性の中で自身の力を発揮し、仲間と共にチームの目標を達成するために貢献するリーダーシップスキルを学ぶ「リーダーシップ教育」を通じて、世界の人々と「共に生きる力」を備えたグローバルリーダーを育成しています。
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