「国際公共政策コンファレンス」で世界が抱える教育課題について研究発表
2022/05/24 (TUE)
BE A GLOBAL LEADER
2022年3月26日・27日、「第7回国際公共政策コンファレンス(待兼山会議)」(主催:大阪大学大学院国際公共政策研究科)がオンラインで開催され、高校3年生の秋畑光さんと武井旭輝さんが「情操教育の拡充によって教育格差を止められるか」をテーマで口頭発表を行いました。
2人の発表は「教育」をテーマとした分科会4校の代表として選ばれ、2日目の全体会でも発表を行いました。
秋畑さんと武井さんに参加した感想をうかがいました。
2人の発表は「教育」をテーマとした分科会4校の代表として選ばれ、2日目の全体会でも発表を行いました。
秋畑さんと武井さんに参加した感想をうかがいました。
教育格差を音楽の力でなくしたい。課題解決策を提言
高校3年 秋畑 光さん・武井 旭輝さん
音楽の力を情操教育に
武井:コンファレンスは、「教育」「気候変動、社会変動」「差別」「ジェンダー」の4つのテーマの分科会に分かれて応募します。私たちは、教育、なかでも教育格差について興味を持っていました。秋畑さんからの提案もあり、教育格差を是正するための政策として、情操教育が効果的なのではないかと思いテーマを「情操教育の拡充によって教育格差を止められるか」としました。
秋畑:高校2年生の時にコロンビアでの「ToKANDO」という音楽の力で貧困地域の子どもたちの自己肯定感をあげていく取り組みを知りました。私はピアノを習っていて音楽が好きだったので、「音楽は人を助けられるんだ」ととても魅力的に感じました。音楽が人を育てたり助けたりできたら嬉しいなと思い、音楽が人の内面を育てる力を情操教育に結びつけた政策を考えていきました。
秋畑:高校2年生の時にコロンビアでの「ToKANDO」という音楽の力で貧困地域の子どもたちの自己肯定感をあげていく取り組みを知りました。私はピアノを習っていて音楽が好きだったので、「音楽は人を助けられるんだ」ととても魅力的に感じました。音楽が人を育てたり助けたりできたら嬉しいなと思い、音楽が人の内面を育てる力を情操教育に結びつけた政策を考えていきました。
さまざまな情報・文献を精査
武井:コンファレンスでは最初に論文を提出しますが、研究の内容をより深めるために、それに関する情報や文献を探し出すこと、さらに、その中から必要な情報を選択してまとめあげ、自分たちの提案の精度をあげていく作業がとても大変でした。
秋畑:考えていることを論理的に文章化することに苦労しました。途中、何を伝えたいのかが分からなくなってしまった時があり、その時は黒板に考えやキーワードなど全て書き出して共有することで徐々に考えをまとめることができました。私は、発表の際に使用するパワーポイントの作成を担当したのですが、完成したものを見て先生と武井さんがとても上手だと言ってくれて、とても嬉しかったし自信になりました。
秋畑:考えていることを論理的に文章化することに苦労しました。途中、何を伝えたいのかが分からなくなってしまった時があり、その時は黒板に考えやキーワードなど全て書き出して共有することで徐々に考えをまとめることができました。私は、発表の際に使用するパワーポイントの作成を担当したのですが、完成したものを見て先生と武井さんがとても上手だと言ってくれて、とても嬉しかったし自信になりました。
-
黒板に書き出して情報を整理
-
パワーポイントを用いて発表
大学教員からの指摘や他校の発表が刺激に
武井:当日の発表は非常に緊張しましたが、準備したことをしっかりやり遂げられたと思います。1日目、2日目の発表を通して大学教授や大学生の方々から直接ご講評をいただき、見識を深めることができました。他校の同世代の方々の発表を聞けた事はすごく刺激になりましたし、自分たちの発表に足りない部分を知ることができました。
秋畑:発表時、私は武井さんの隣りにいるだけだったのですがすごく緊張していました。大学教授からの厳しい指摘にも、武井さんがしっかり答えてくれました。伝えたいことの真意がしっかり伝わっていないのだなと、人に自分の考えをうまく伝えることの難しさを知りました。今回は先生方のアドバイスのおかげで内容に関しては満足していた部分がありましたが、次回からはそれが人に伝わる文章になっているかを吟味することが必要だと感じました。
武井:教育格差に関しては今後も更に知識を深めていきたいです。また、テーマは違いますが、今回の経験はこれから取り掛かる卒業研究論文の執筆にも生かせると思います。このような機会を与えてくださり、プレゼン当日までアドバイスやご協力をいただいた先生方に感謝しています。
秋畑:発表時、私は武井さんの隣りにいるだけだったのですがすごく緊張していました。大学教授からの厳しい指摘にも、武井さんがしっかり答えてくれました。伝えたいことの真意がしっかり伝わっていないのだなと、人に自分の考えをうまく伝えることの難しさを知りました。今回は先生方のアドバイスのおかげで内容に関しては満足していた部分がありましたが、次回からはそれが人に伝わる文章になっているかを吟味することが必要だと感じました。
武井:教育格差に関しては今後も更に知識を深めていきたいです。また、テーマは違いますが、今回の経験はこれから取り掛かる卒業研究論文の執筆にも生かせると思います。このような機会を与えてくださり、プレゼン当日までアドバイスやご協力をいただいた先生方に感謝しています。
「国際公共政策コンファレンス(待兼山会議)」とは
「国際公共政策コンファレンス(待兼山会議)」は、阪大国際公共政策研究科の学生が運営する、高校生を対象とした国際問題に関する研究発表会です。全国から高校生約20チームが集い、研究成果の発表を行います。1日目にテーマごとに分かれて発表をし、2日目はその中で優秀なチームが代表として全体会で発表を行います。
お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。