「共に生きる力」を育てるリーダーシップ教育
2022/02/09 (WED)
BE A GLOBAL LEADER
リーダーシップ教育の一環として、高校3年生の自由選択科目でリーダーシップに関する2講座を開講しています。担当は立教大学等でリーダーシップ教育に携わる今西正和先生と山原すすむ先生。2021年10月、この2講座合同で音楽家・プロパーカッショニストの橋田〝ペッカー″正人さんをヘッドトレーナーにお迎えし、「リズムを使ったリーダーシップ学習」を実施しました。
リズムを使ったリーダーシップ学習
SPECIAL REPORT
リズムやダンスなど、体感覚からリーダーシップを学ぶプログラム「トレーニングビート®」。橋田〝ペッカー″正人さんは、日本におけるパーカッション界の草分け的存在であり、このプログラムの第一人者です。
火曜日の1・2 限、セントポールズ・スタジオに集まった生徒たちは、「リーダーシップとリズムがどう関係するのだろう」と不思議なようす。そこにペッカーさんの「さあ、生きた拍手をしよう!」の声が響きます。生きた拍手とは、しっかりと相手の目を見て、尊重の気持ちを込めてする拍手のこと。心を一つにしやすいので、「チームビルディング」に有効だそう。
火曜日の1・2 限、セントポールズ・スタジオに集まった生徒たちは、「リーダーシップとリズムがどう関係するのだろう」と不思議なようす。そこにペッカーさんの「さあ、生きた拍手をしよう!」の声が響きます。生きた拍手とは、しっかりと相手の目を見て、尊重の気持ちを込めてする拍手のこと。心を一つにしやすいので、「チームビルディング」に有効だそう。
次に、4 つのグループに分かれ、それぞれに違う手拍子のリズムが割り当てられます。上手にできたらお互いに拍手を。最初は戸惑っていた生徒たちでしたが、目を合わせて笑ったり、拍手を送りあったりするうちに、マスク越しでもわかるほど笑顔が広がり、次第にグループがまとまっていきます。
続いては「転勤」を想定してグループ替え。前にいたグループのリズムを教えあいます。これは「状況が変わっても機能するグループづくり」の練習です。ここでペッカーさんのコンガと、山原先生のピアノも加わり、スタジオは一気に楽しい雰囲気に。新しいグループでもすぐに協力し息をあわせ、全員の手拍子が響き渡ります。
続いては「転勤」を想定してグループ替え。前にいたグループのリズムを教えあいます。これは「状況が変わっても機能するグループづくり」の練習です。ここでペッカーさんのコンガと、山原先生のピアノも加わり、スタジオは一気に楽しい雰囲気に。新しいグループでもすぐに協力し息をあわせ、全員の手拍子が響き渡ります。
最後に「リーダーとフォロワーの関係」を学びました。コンガとピアノに合わせてまずリーダーが動き、それをフォロワーがまねします。「わかりやすく伝えることが大切。そういうリーダーにフォロワーはついてくる」とペッカーさんは話します。
生徒からは、「リズムとリーダーシップは、お互いにサポートしあうことでいいチームができるところが同じだと思った」、「メンバーのいいところを引き出せるようなリーダーになりたい」などの感想が。リズムと一緒に、「共に生きる」新たなリーダーシップ像が刻み込まれたようです。
生徒からは、「リズムとリーダーシップは、お互いにサポートしあうことでいいチームができるところが同じだと思った」、「メンバーのいいところを引き出せるようなリーダーになりたい」などの感想が。リズムと一緒に、「共に生きる」新たなリーダーシップ像が刻み込まれたようです。
自由選択科目1 リーダーシップ入門 自己&他者理解
自分らしいリーダーシップとは何か
講座担当 今西 正和先生
この授業の目的は、立教新座が考えるリーダーシップ、「仲間と目標を共有しながら自ら率先して行動する力」を身につけること。そのために、自分と相手をより深く理解し、自分らしいリーダーシップとは何かを考えます。
1学期にはPBL(問題解決型学習)を実施。立教大学在学生を招き、学部で学んでいることや、学生生活について講演してもらいました。生徒は4班に分かれ、自分や他の生徒が学部選択をする際に必要な情報を収集し、パワーポイントにまとめ、所属するクラスのみんなの前で発表しました。仲間と協力しながら準備を進めることで「うまくできて自信がついた」と、成長していく姿は頼もしいですね。
この授業の目的は、立教新座が考えるリーダーシップ、「仲間と目標を共有しながら自ら率先して行動する力」を身につけること。そのために、自分と相手をより深く理解し、自分らしいリーダーシップとは何かを考えます。
1学期にはPBL(問題解決型学習)を実施。立教大学在学生を招き、学部で学んでいることや、学生生活について講演してもらいました。生徒は4班に分かれ、自分や他の生徒が学部選択をする際に必要な情報を収集し、パワーポイントにまとめ、所属するクラスのみんなの前で発表しました。仲間と協力しながら準備を進めることで「うまくできて自信がついた」と、成長していく姿は頼もしいですね。
生徒には多様な価値観に触れてほしいので、立教新座の卒業生、外部受験生、留学経験者など、さまざまなバックグラウンドをもつ大学生に来てもらいました。リアクションペーパーで「学部選択の視野が広がった」、「大学生活がイメージできて、勉強へのモチベーションが上がった」など、多くの生徒が前向きな感想を持てたのは大きな収穫です。
STUDENT’S VOICE
高校3年生 吉田 峻さん
1学期のPBL授業では、「立教大学の学部選択において、必要な情報を収集して、発表する」という課題に6人一組で取り組みました。私は、原稿作成を担当。聞く人が知りたい情報は何かをメンバーと議論するうちに、きちんと話を聞くことの大切ささに気づきました。相手に向き合いしっかりと耳を傾けることで、一人では考えつかなかったアイデアが生まれ、資料の質も高まったと思います。プレゼンの前日はチームのみんなでリハーサル。人前で話すのは苦手でしたが、信頼感が深まったメンバーと練習を重ねるうちに意識が変わってきました。結果的にチーム賞をいただけたことが大きな自信になり、今では他の授業でも積極的に発言しています。
他のチームの発表を聞いて、今まで考えていなかった学部へも興味がわいてきました。これを機に、さらに視野を広げて将来についても考えていきたいです。
1学期のPBL授業では、「立教大学の学部選択において、必要な情報を収集して、発表する」という課題に6人一組で取り組みました。私は、原稿作成を担当。聞く人が知りたい情報は何かをメンバーと議論するうちに、きちんと話を聞くことの大切ささに気づきました。相手に向き合いしっかりと耳を傾けることで、一人では考えつかなかったアイデアが生まれ、資料の質も高まったと思います。プレゼンの前日はチームのみんなでリハーサル。人前で話すのは苦手でしたが、信頼感が深まったメンバーと練習を重ねるうちに意識が変わってきました。結果的にチーム賞をいただけたことが大きな自信になり、今では他の授業でも積極的に発言しています。
他のチームの発表を聞いて、今まで考えていなかった学部へも興味がわいてきました。これを機に、さらに視野を広げて将来についても考えていきたいです。
自由選択科目2 豊かな人生を切り開くリーダーシップ
一人ひとりの価値観を大切に
講座担当 山原 すすむ先生
「豊かな人生を送りたい」とはだれもが願うことです。この授業では、さまざまなワークショップや対話などの「経験学習」を通して、「全員が発揮できるリーダーシップ」を学びます。
「豊かな人生を送りたい」とはだれもが願うことです。この授業では、さまざまなワークショップや対話などの「経験学習」を通して、「全員が発揮できるリーダーシップ」を学びます。
「自分らしさ」や「つながり」「貢献」など、豊かな人生の要素は人それぞれ。自分自身にとって大切な価値観に気づくと共に、人の価値観を尊重することで相手の人生の豊かさにもつながります。そのために必要な「自己理解」と「他者理解」を中心に学びました。さらに、「目標共有」「率先垂範」「相互支援」といったリーダーシップの3要素を実践することで、1人では成し得ないこともチーム全体で実現できることが体感してもらえたと思います。
グループワークでは、全員が自分なりのリーダーシップを発揮できるようになったのを感じています。これからも自分らしい価値判断を持ち、豊かな人生を切り開いていってくれることを期待しています。
グループワークでは、全員が自分なりのリーダーシップを発揮できるようになったのを感じています。これからも自分らしい価値判断を持ち、豊かな人生を切り開いていってくれることを期待しています。
STUDENT’S VOICE
高校3年生 荒井 幹太さん
2学期には「コンビニエンスストアのインターンとしてSDGs問題に向き合う」という課題に4人一組で取り組みました。僕はアイデアを出すのが得意なので、率先してどんどんアイデアを出すことでリーダーシップを発揮しました。さらに他のメンバーも遠慮なく、鋭い視点でいろいろな意見を投げかけてくれたおかげで、最終的には実際に企業に提案できるレベルにまで案を高めていくことができたと思います。みんなが得意なことを生かしてよいチームをつくり、協力しあってよい結果を生み出すという経験は、社会に出てからも大いに役に立つと思います。これからも、一人ひとりがリーダーシップを発揮できる方法について考えながら学んでいきたいです。
2学期には「コンビニエンスストアのインターンとしてSDGs問題に向き合う」という課題に4人一組で取り組みました。僕はアイデアを出すのが得意なので、率先してどんどんアイデアを出すことでリーダーシップを発揮しました。さらに他のメンバーも遠慮なく、鋭い視点でいろいろな意見を投げかけてくれたおかげで、最終的には実際に企業に提案できるレベルにまで案を高めていくことができたと思います。みんなが得意なことを生かしてよいチームをつくり、協力しあってよい結果を生み出すという経験は、社会に出てからも大いに役に立つと思います。これからも、一人ひとりがリーダーシップを発揮できる方法について考えながら学んでいきたいです。
お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。