自分では認識していなかった
リーダーシップに気付けた

立教新座のリーダーシップ教育~生徒インタビュー~

2023/05/15 (MON)

BE A GLOBAL LEADER

OVERVIEW

立教新座高等学校では「リーダーシップ」を、仲間と目標を共有しながら自ら率先して行動する力と捉え、どうすれば全員が自分の力を発揮できるか、仲間と協力して目標を達成するために必要なことはなにかといった立教のリーダーシップを学ぶためのプログラムを多数実施しています。周囲の人々を巻き込み、目標に向かって共に行動するための「自分なりのリーダーシップ」について、プログラムに参加した鈴木幹哉さんにうかがいました。

鈴木 幹哉さん 立教新座高等学校3年

目標と取り組むべきことが明確に

「リーダーシップ研修」と「フォローアップ研修」に参加しました。これらは各部活動から代表者2人が参加してリーダーシップについて考え、学ぶもので、ここで学んだ内容を各部に持ち帰り、他の部員と共有しながら実践していきます。

リーダーシップ研修で印象に残っているのは、マンダラートという手法を使った目標の明確化です。

マス目の中央に目標を書き、その周りに目標を実現するために取り組むべきことを記入するのですが、私が所属するボート部では「関東大会出場」を目標に定め、それを実現するために「練習量の確保」や「自主トレーニングの強化」など、さまざまな手段を設定。このような形で目標や手段を考えたことはなかったので、とても新鮮な体験でした。実際に書き出すことで自分たちの課題が明確になり、非常に有効な手段だと感じました。

フォローアップ研修で印象に残っているのは、エニアグラムという手法を用いた性格診断です。90問程度の質問に回答していくと、各自の特性が9つのタイプに分類されるのですが、そこで自分にリーダーの適性があると診断されたことは意外な結果でした。また、診断されたタイプには「学ぶべきタイプ」「苦手なタイプ」というように他のタイプとの相性があり、一緒に参加していたボート部の主将とは「学ぶべきタイプ」だったのが嬉しかったですね。チームにはさまざまなタイプの人がいるということを念頭に置き、それぞれの長所や特長を生かせていけたらと思います。
フォローアップ研修で他の部の代表者とワークに取り組む様子

曖昧な雰囲気から脱却し、モチベーションもアップ

リーダーシップ研修で学んだ内容を、所属しているボート部に持ち帰り、他の部員とも共有しました。部の目標と、自分たちが取り組むべきことが明確化されたことで、曖昧な雰囲気から脱却できたのが良かったです。それによって部員のモチベーションもアップしたように感じました。

ボート部は実際に川で練習できるのが休日だけで、普段は部室にあるマシンを使った練習や自主トレーニングがメインとなります。このように、自律が求められる環境だからこそ、自分たちにできることに着実に取り組んでいきたいと思います。

誰もが発揮できる立教新座のリーダーシップ

プログラムに参加する前はリーダーシップ教育への関心があまり高くなかったのですが、実際に参加してみると想像を超える充実した内容で驚きました。リーダーシップ教育の専門家による、理論に基づいた講義は、自分にとって大きな学びがありました。

立教新座では、「一人のカリスマが集団を率いる」という形ではなく、「周囲の人々を巻き込み、共に行動しながら他者の強みを引き出す」という形を、新しいリーダーシップと位置づけています。これまでリーダーというと前者のイメージがありましたが、カリスマがいなくなったり求心力を失ったりすると、それだけでチームが破綻してしまうリスクを抱えています。それを踏まえると、誰もが発揮できる立教新座型のリーダーシップこそ、多様性が重視される現代において有効であると感じます。

リーダーシップ研修やフォローアップ研修に参加して、このような新しいリーダーシップ像について学ぶことができたのは大きな収穫でした。部活動だけでなく文化祭などの学校行事においても、自分なりのリーダーシップを生かしていきたいと考えています。

(2023年3月取材)

鈴木 幹哉さんSuzuki Mikiya

立教新座高等学校3年

ボート部所属

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。


ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。