刺激的で充実した一週間
ポーランドでしか得られない異文化体験

宗教科海外研修「ポーランドの過去・現在・未来を巡る旅」参加者インタビュー

2024/07/23 (TUE)

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OVERVIEW

立教新座高等学校の1、2年生を対象とした宗教科の海外研修「ポーランドの過去・現在・未来を巡る旅」では、ワルシャワ、クラクフ、アウシュビッツの世界遺産を訪れるほか、現地の学生とのワークショップやフィールドワークも行いました。2月22日から30日の期間、高校1年生のときに参加した浦野瑛光さんに、研修に参加したきっかけや現地で得た気づき、学びについて伺いました。

高校2年 浦野瑛光さん
事前学習の様子

ヨーロッパの文化や歴史に触れる絶好の機会

ポーランド研修に参加した理由は、軍事に関連する歴史や武器、戦術に興味があり、特にアウシュビッツを訪れて、その歴史を直接見てみたかったからです。また、ヨーロッパの文化や歴史にも興味があったので、この研修はそれを実現する絶好の機会だと感じました。

夏休み前から出発前に全7回行われた事前学習では、実際にポーランドの方が来てくださり、「ポーランドって何だろう」というテーマで歴史や文化、食生活について教えてくださったり、アウシュビッツやウクライナをテーマにお話をしてくださったりしたので、現地の背景を理解したうえで研修に参加することができました。
またポーランドに関するテーマで同じことに興味を持った参加者でグループを組んで、調べ学習を行いました。私はパートナーと一緒にポーランド軍について調査し、特に第一次世界大戦で使用された武器や、中世ヨーロッパ軍について調べました。最後には、調査した内容をプレゼンテーションする場があり、知り得た知識や学んだことを共有するだけでなく、他のグループのポーランドの伝統的郷土食や文化、社会問題等に関する発表を聞くことで、ポーランドに関するさまざまな視点を得てから現地に行くことができました。
まるで映画のようだったワルシャワの街並み

異世界に足を踏み入れたような感覚

この研修に参加したのは高校1年生10人と2年生6人。事前学習のグループごとに現地でも分かれて行動しました。グループ別にフィールドワークをする時間が多かったのですが、各グループに一人、現地通訳兼ガイドの学生がついてくれるため、安心して現地をまわることができました。私たちのグループは2人だったので、ガイドの学生と3人。普通のツアーでは行かないような場所に連れて行ってくれたり、美味しいものを食べたりと、大満足の日々でした。ヨーロッパ圏は初めて行きましたが、古い石畳の街並みや、映画で見るような景色が広がり、まるで異世界に足を踏み入れたような感覚でした。
  • ヴァヴェル城から一望するクラクフ

  • 現地の学生ガイドとの昼食

アウシュビッツ強制収容所
一番印象に残っているのはアウシュビッツ強制収容所です。まず驚いたのはその広さ。教科書やテレビで見る映像は広大な敷地のほんの一部に過ぎません。この場所で行われた耳を塞ぎたくなるような悲惨な話や残されたおびただしい数の遺品を前に、言葉を失いました。アウシュビッツ強制収容所については、事前学習でも調べており、さまざまな映画やドキュメント番組などで知っていることも多いと思っていましたが、実際にその場に立つことでしか感じられないことがありました。ここに来られただけでも研修に参加してよかったと心から思います。
クラクフの聖マリア教会(左)とワルシャワの聖アンナ教会(右)
また、クラクフの聖マリア教会を見学したことやワルシャワの聖アンナ教会での日曜礼拝に参加したことも強く印象に残っています。礼拝堂の荘厳な雰囲気や聖歌を歌う人たちの真摯な様子に感動し、帰国後、家族に真っ先に報告したのはこのことでした。立教小学生のころは礼拝で一生懸命歌っていたことを思い出し、最近はきちんと歌ってなかったな、もう一回聖書を読んでみようかなと思いました。
ベーゴマ体験コーナー。奥では、チャプレンのベレク先生が茶道体験を準備

子どもたちとの交流から未来を考える

この研修は、「ポーランドの過去・現在・未来を巡る旅」と名付けられているとおり、世界遺産の見学(過去)とグループ別フィールドワーク(現在)、クラクフの高校とウクライナ人学校でのワークショップ(未来)の3つの柱によってなりたっています。

3つ目の柱であるワークショップは、クラクフ第一高校の生徒たちとのワークショップと、ウクライナ人学校を借りてのイベントの開催という2種類のワークショップを行いました。
クラクフ第一高校の生徒たちとのワークショップでは、お互いに自分たちの学校の紹介を英語でプレゼンテーションしたあと、折り紙や習字をして交流しました。
ウクライナ人学校は、ウクライナから避難している小学生から高校生が通う学校です。ここでは、「祭」をテーマにイベントを開催しました。僕たちは、お祭り用の法被を着てボールすくいやベイブレード、だるま落としなどのゲームを準備すると、子どもたちは日本の文化に強い関心を示し、終始にぎやかで楽しそうな様子でした。僕たちも日本の文化を通じて、子どもたちとの絆が深まったことを実感できる、素晴らしい体験となりました。
ウクライナ人学校に通う生徒たちと

研修に参加して気づいた日本の魅力

研修に参加して良かったのは、日常だと思っている平和のありがたさや、日本の素晴らしさを改めて実感できたことです。これまであまり知らなかったポーランドについても、親しみを持って語れるようになりました。一方で、現地の学生たちの英語力の高さに驚かされ、自分の英語力不足を痛感しました。SNSでつながりができたのでたまには連絡を取りつつ、もっとスムーズにコミュニケーションを取れるように、英語をさらに勉強したいと思います。
今は、文化祭での発表に向けてプレゼンテーションの準備をしています。多くの皆さんにポーランド研修の魅力が伝わったら嬉しいです。

(2024年6月取材)

宗教科海外研修

~ポーランドの過去・現在・未来を巡る旅~
高校1・2年生対象
ワルシャワ、クラクフ、アウシュビッツの世界遺産を訪れるほか、現地学生とのワークショップやフィールドワークを通して交流を深めることを目的として実施。2023年度は、16名が参加。2024年度は、2025年3月24日~31日に実施を予定しています。

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