自然・多様性・英語に触れる中で、
自己肯定感も育まれた

アメリカ・サマーキャンプ~生徒インタビュー~

2025/05/14 (WED)

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OVERVIEW

アメリカ・カリフォルニア州で約2週間実施される「アメリカ・サマーキャンプ」。現地の人々と共にキャンプ場でアウトドア活動をしながら過ごします。2024年度にこのプログラムに参加した海老原顕理さんと齋藤駿さんが、参加のきっかけやどのような体験があったのかなど、語り合いました。

海老原顕理さん(高校1年)× 齋藤駿さん(高校1年)
(2025年3月取材。学年は2025年度のものです。)
海老原顕理さん(高校1年)

楽しみながら本場の英語に触れられるプログラム

海老原:「アメリカ・サマーキャンプ」に初めて参加したのは、中学2年の時でした※。母が立教新座のWEBサイトでサマーキャンプの記事を見て、私に紹介してくれたのがきっかけです。本場の英語に触れられるということはもちろん、自然に囲まれた環境でキャンプをする点にも惹かれました。実際に体験したところ想像以上に刺激的で楽しかったので、中学3年の時に再び参加しています。

齋藤:私は中学2年の頃から英語に興味を持ち始めて、海老原さんと同じく実践的に英語を学びたいという思いから、中学3年の時に参加しました。一足先にサマーキャンプを体験していた海老原さんにも話を聞いてみて、楽しそうだなと思ったのも決め手の一つとなりましたね。

海老原:主な活動内容として、カリフォルニア州ジュリアンにあるキャンプ・スティーブンスで、さまざまな国から来た参加者たちと班を組み、さまざまなアクティビティを行います。一班に1人カウンセラーの方がついてくれるのですが、その方がアクティビティの内容を考えてくれて、サッカーやフラッグゲーム、かくれんぼなど、毎日異なる体験や遊びを行いました。齋藤さんは初めてのサマーキャンプ、参加してみてどうでしたか?

齋藤:班の中で立教新座の生徒は私しかいなかったこともあって心細かったですし、最初はやはり言葉の壁を感じました。でも、ここで黙っていたら参加した意味がないので、英語の授業で習ったことを思い出して積極的に話していきました。他のメンバーたちも私が早くなじめるように気を遣ってくれ、私の英語を理解しようとしてくれたのがうれしかったです。このプログラムはアクティビティが中心なのでコミュニケーションも取りやすく、一緒に遊ぶ中で自然と英語に対する心理的なハードルは下がっていきました。留学や語学研修に興味はあるけど少し不安…という人には、ぜひ最初のステップとしてもサマーキャンプをおすすめしたいです。

※アメリカ・サマーキャンプは基本的には中学3年生が対象。2023年度は例外的に中学2年生も対象としました。
齋藤駿さん(高校1年)

肯定的な言葉が自信につながった

海老原:サマーキャンプで印象的だったのが、JAPAN DAYというイベントです。私たち立教新座の生徒と、一緒に参加している立教池袋中学校・高等学校の生徒が、メンコやけん玉、羽子板や折り紙など日本の文化を紹介し、現地の人たちと一緒に遊ぶ日です。渡航前に皆で紹介用のポスターを作ったり、当日歌うアメリカ民謡を練習したりと、JAPAN DAYに向けて3~4日掛けて準備したのは良い思い出です。

齋藤:JAPAN DAY当日に、海老原さんは急きょ司会を任されていましたよね。しかも台本もなく英語で話をしていて、即興なのにすごいなと素直に思いました。元々英語スキルも高く、私が知らない英語の慣用句を使ってメンバーと話している姿も印象に残っています。今回のサマーキャンプを通して、さらに英語力が向上したのでは?

海老原:そうですね。周りがすべて英語という環境で、知らなかった英語のフレーズを耳にする機会も多く、繰り返し聞く中で自然と覚えられました。特に記憶に残っているのが“You are good.”という言葉です。「あなたは大丈夫」「悪くないよ」といったニュアンスの言葉で、何か失敗した時に私が謝ると、その言葉がたくさん返ってきました。文化の違いかもしれませんが、“You are good.”のように、アメリカでは肯定的な言葉を投げかけられることが多かったように思います。

齋藤:それは私も感じました。それに、“You are good.”や“It‘s OK.”のような肯定的な言葉が溢れる環境にいたことで、前よりもネガティブ思考が減った気がします。「間違えても励ましてくれる人がいる」と思えると、小さなことにあまりクヨクヨしなくなりましたね。最初こそ言葉の壁を感じていましたが、段々と英語で話すことにも自信がついてきて、後半は本当に楽しくすごしていました。

サマーキャンプで広がった世界への関心

海老原:今回のサマーキャンプでも、多様な人たちとの出会いがたくさんありました。そこで改めて感じたのは、アメリカでは多くの人が「私はこういう風に考えている」「私はこういう人だ」という意見や主張をきちんと発信している、ということ。それと同時に相手の個性を尊重する姿勢も大切にしていて、本当に学ぶことが多かったです。

齋藤:年代や性別、人種の違う多様な人たちが集まっていて、新しい世界を知ることができた貴重な経験となりました。海老原さんの言う通り個性を尊重し合える環境だったのも、自己肯定感が高まった一つの要因だったのかもしれません。今後の高校生活でも、自分らしさを大切にしていきたいと思いました。

海老原:今度は前々から興味があったヨーロッパにも行ってみたいと考えています。同じく東南アジアに惹かれているところもあるので、色々な国で文化の違いを学びたいです。

齋藤:約2週間のサマーキャンプを経て、私も世界への興味がさらに広がりました。今度はオーストラリアに行って、日本では見られない動物や自然に触れたいです。立教新座高校では各種語学研修やワン・クォ—ター留学、ケンブリッジ海外研修、教科が企画する海外研修など、海外で学ぶチャンスが広がります。多文化理解や語学力向上のために、別のプログラムにもぜひ参加したいです。

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