80講座から選択。高校3年生「自由選択科目」~生徒インタビュー~

2021/05/21 (FRI)

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OVERVIEW

立教新座のカリキュラムの特長の一つに、高校3年生が履修する「自由選択科目」があります。選択できる科目数は、約80講座。教員の専門分野を生かした講座や立教大学の教員による講座、9つの外国語科目など、多彩な科目の中から自分の興味や将来の目標に沿った講座を選択します。今回は、2020年度卒業生の千葉海翔さんに、履修を通して学んだことなどを伺いました。

将来の可能性を広げる「自由選択科目」

千葉海翔さん(2020年度卒業)
立教大学経営学部1年次

「日常生活の中に生きる学び」を中心に受講

自由選択科目を履修するにあたっては、「自分の学生生活や、将来に役立つか」ということを軸にして、部活動の先輩のアドバイスを参考にしながら履修を決めました。80以上もの講座がありますが、専門的な知識を得られるものから、教養を深められるものまで、幅広い内容が揃っているのが特徴です。

「食物学」の授業では、授業で食材の栄養素や調理の基礎知識を学び、実践として自宅で食材を使って料理をしました。食材が持つ栄養素や性質について、普段料理を口にするときには全く意識をしていなかったため、自分の食生活や健康を意識するきっかけになりました。また、「ビタミンAは油と一緒に摂取するのが良い」などの栄養素の組み合わせについても学んだことで、栄養バランスについても知見を深めるとともに、毎日バランスの良い食事を作ってくれる家族に対する感謝の思いを持つことができました。

今後の人生において必要だと考え、「メディア・リテラシー」の授業も履修しました。新聞やニュース番組、SNSなどのメディア情報の分析を行い、それらを基にディスカッションしました。分析結果をまとめたレポートをオンラインで提出し、対面でディスカッションをするという少しハードな内容ではありましたが、1年間の受講を経て物事を批判的に捉える力や、ディスカッションに必要な意見をまとめる力が身に付いたと感じています。
千葉さんの履修科目

心理学の視点から異文化を理解

履修した科目の中で、最も印象的だったのが「異文化コミュニケーションと心理学」の授業です。講義を受けて、異文化理解と心理学の関連性について学びました。育ってきた環境や文化が異なるからこそ人はそれぞれ違うのであり、異文化として受け入れることが重要だと感じました。これまでの自分は、人との違いにばかり目を向けていましたが、違うことの先にある「相手本来の性質」を見つめ、理解する姿勢を身に付けられたと思います。大学進学後は交友関係も大きく広がると思いますが、どんな人と関わるときにも、相手を受け入れ、理解することを一番に心がけたいです。

選択科目を履修しなかった月曜日は、授業の予習や復習、卒業研究論文の執筆を行うための時間にしました。自分の裁量で何をするかを決められるため、「今日は英単語を20個覚えよう」「授業で解けなかった問題を一人で解けるようになろう」といった目的意識を持って学ぶ姿勢が身に付いたと感じています。日々の学習の中にも生徒の自由な行動が許されており、主体的に学ぶ力を伸ばすことができました。

「教養」の一端に触れ、視野が広がった

自由選択科目でさまざまな学びに触れたことで、自分の視野が広がったと感じています。卒業後は経営学部に進学しますが、専門知識ばかりを学ぶのではなく、今まで以上に多くの分野について学び、将来どんな道に進んでもいいように準備を進めたいと考えています。また、自由選択科目では第二外国語を履修しなかったため、海外の言語を学ぶことにも興味があります。これからもさらに教養を身に付け、社会で活躍できるように努力し続けたいです。

(2021年3月取材)

千葉海翔さんKaito Chiba

立教大学経営学部経営学科1年次

2020年度卒業生

立教新座のリーダーシップ教育

立教新座では、国際的な視野を養う「グローバル教育」と、多様性の中で自身の力を発揮し、仲間と共にチームの目標を達成するために貢献するリーダーシップスキルを学ぶ「リーダーシップ教育」を通じて、世界の人々と「共に生きる力」を備えたグローバルリーダーを育成しています。

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