特別聴講生制度を通して、
大学進学へのビジョンがより明確になった

立教大学の授業を履修。立教大学特別聴講生制度~生徒インタビュー~

2023/05/12 (FRI)

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OVERVIEW

立教新座高等学校では、高校3年生が立教大学の授業科目を受講することができる立教学院一貫連携教育プログラム「立教大学特別聴講生制度」および「立教GLP特別聴講生制度」を展開しています。「立教大学特別聴講生制度」を活用し、2022年度に観光学部の2科目を履修した上田恭平さんに話を伺いました。

上田 恭平さん(2022年度卒業生) 立教大学経済学部1年次

幅広い学部の科目を聴講できる

立教大学特別聴講生制度のことは入学前からパンフレットを見て知っていて、興味を持っていました。高3の説明会で詳しく聞いてから、ぜひ参加してみたいと思いました。大学の講義に興味があったことに加え、実際に大学生と一緒に学べる点にも惹かれました。

聴講可能な科目は約20科目あり、学部も幅広く網羅されています。私は以前、奈良に住んでいた経験があって観光に関心があったため、観光学部の「観光地経営論」を、その後、より深く学びたいと思い秋期(2学期)に「風土と観光」を履修しました。

大学生のレベルの高さは大きな刺激に

春期(1学期)の「観光地経営論」では、全国の観光地における空間創出や魅力発信の事例に触れ、観光地を経営する上で重要となる制度や規制、観光地の発展につなげていくマスタープランの策定方法なども学習しました。「風土と観光」は、それぞれの土地が持つ「風土」を生かした持続的な観光のあり方を考えるという講義でした。同じ「観光」でも、アプローチの仕方によってこれほど違った学問になるのだと驚き、学問の奥深さを実感しました。また、授業中にICTを用いて、自分の意見を述べ、大学生の考えに触れられたことも貴重な経験になりました。

授業は、大学生とまったく同じ立場で受講するので、当然レポートなどの課題も課せられます。「観光地経営論」では、全国の重要な景観保存地区から一つを選び、現状の問題を解決するプランを立案し、レポートにまとめる課題に取り組みました。私は奈良県のある自治体を取り上げ、訪問者の滞在時間が短いという課題に対して、滞在拠点化するための方策を提案しました。提出期間が、校外研修旅行と試験期間に重なっていたので旅行先や試験勉強の合間にも執筆を進めなければならず、そこは大変でした。
提出後に優秀なレポートの発表があり、大学生のレポートを読むことができたのですが、レベルの高さに驚かされました。実際に自治体を取材したり、自作の図表を取り入れたりして、質も量も自分のレポートとは全く違っていたのです。高校の授業だけでは味わえない刺激をもらえたことは、今後の糧になると感じました。

具体的なイメージが湧き、大学生になる心構えができた

特別聴講生は立教大学の図書館を使うことができ、同じく聴講生である友人と一緒によく利用しました。立教新座の図書館を通して大学図書館の蔵書を取り寄せることもできますが、蔵書量、座席数ともに豊富な大学の図書館を実際に利用できたことは卒業研究論文の執筆においても大きなメリットでした。卒論でも、地域の課題をテーマとしたので、聴講生として学んだ内容を生かすことができました。

特別聴講生制度によって、大学の講義がどのようなものか具体的なイメージが湧き、大学生になる心構えができたと思います。また、聴講したことで選択肢が広がり、自分の進みたい方向を決めることができました。

卒業後は立教大学経済学部経済政策学科に進学し、経済や経営、公的観点から地域活性化やまちづくりが学べる都市政策系のゼミに所属したいと考えています。特別聴講生制度から得た学びや経験は、将来においてもどこかで必ず役に立つと思います。

(2023年3月取材)

立教大学経済学部経済政策学科1年次

上田 恭平さんUeda Kyohei

2022年度卒業生

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