セント・ポールズ・スクール派遣留学 中間レポート

2023/03/01 (WED)

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OVERVIEW

2022年9月から約1年間、アメリカの提携校St. Paulʼs Schoolで派遣留学生として学んでいる高校2年生 市宮晃太郎さんからの中間報告をご紹介します。

高校2年 市宮晃太郎さん
2022年度 St. Paulʼs School(アメリカ)派遣留学生

自身のレベルに合わせて授業を選択

高校のJapan clubでのカレー作りに参加(左から2番目が筆者)
セント・ポールズ・スクールに来てから気がつくと5カ月が経過しました。長いような短いような期間に感じられます。

セント・ポールズは月曜日から金曜日の週5日登校で、立教新座と比べ土曜日が休みであることは快適です。授業は全て自分の好きなものを選択します。英語、外国語、サイエンス、歴史は必修ですが、その中でも幅広くクラスを選ぶことができます。

例としてサイエンスは、化学、物理、生物、総合などがあり、それぞれレベル別にクラスが分かれていて、それもまた自分で選べます。そのため、学年が別である生徒たちと同じクラスということも頻繁に起きます。私も基本的に自分の学年である11年生のクラスを主としますが、10年生と12年生のクラスも2つずつ有しています。
8年生の遠足に参加し、回転寿司店で食べた時
教科の種類はこちらの方が多いですが、授業の内容を素直に表すと、理系の科目は日本よりレベルが低く簡単です。

学習面に関して最後に伝えておきたいこととして、セント・ポールズでは全ての授業にパソコンを使うため、私のように慣れてない生徒は事前に精通しておくことを強く推奨します。私はパソコンをアメリカにくる1カ月ほど前に購入し、特にタイピングが遅く、来た頃はノートを取るという面において授業についていけなかったことがとても大変でした。

シーズンスポーツで選んだレスリングに打ち込む

アメリカではシーズンスポーツといって季節ごとに行うスポーツが異なります。日本の部活は一貫して同じものをやり続けるため、賛否両論あると思います。

個人的には新しいスポーツや幅広いスポーツができるためこの制度を楽しんでいるとともに、特に自分が得意とする、あるいは好みとするものだと、そのスポーツに慣れ、更なる高みを目指している間に変わってしまうのは口惜しくも感じられます。また、アメリカでは体育の授業が義務教育から外されたため、スポーツは部活のみの場合が概ねです。
レスリングのチームメイトとコーチとともに(前列左から3番目が筆者)
私は、秋はバレーボール、冬はレスリングを選びました。この留学で自分にとって一番大きく感じられるであろうことがレスリングで、月曜日から土曜日の週6日行っています。元々は、日本に戻った時に体操を再開できるように、体力維持を目指して始めました。

最初の頃は試合で勝ち続けていて問題なかったのですが、一度負けを経験した後は、試合の度、人生でこんなに緊張に体を縛られたことはないほど緊張するようになったため、とても良い経験をしています。精神面をより鍛えられることを目指して、あと残りわずかですが日々奮闘しています。
大きな銅メダルを胸に表彰台に立つ市宮さん(右)
メリーランド州私立高等学校レスリング大会 ジュニア代表126ポンド級(約57キロ)で第3位!
2月に行われた、メリーランド州私立高等学校レスリング大会 ジュニア代表126ポンド級(約57キロ)において、市宮さんは第3位の成績を収めたとの報告がありました。市宮さんからは、「辛くて輝かしい4カ月間の練習に悔いのない有終の美を飾れてとても嬉しいです。(シーズン・スポーツなので)レスリングが終わってしまったのはとてつもなく悲しいです」とのコメントも届きました。

モットーは Being adventurous

週末は、宿題が終わった後は主に数学を楽しんでいます。こちらに来てからより一層、日本の大学受験の数学の面白みを知るようになりました。
ホストファミリーが稀に外に連れて行ってくれるため、アメリカの文化であるホームパーティーなども楽しみました。家族が旅行など遠出するときは、友達の家で週末を過ごします。

Being adventurousをモットーに残りの期間も全身全霊で過ごしていきたいです。
  • ホストシスターとその友達とハロウィンの時

  • 友達の家での朝食

立教新座高等学校の学校派遣留学制度

学校派遣留学制度とは、聖公会の私立学校St. Paul's School(セント・ポールズ・スクール/アメリカ)または、Brighton Grammar School(ブライトン・グラマースクール/オーストラリア)で1年間、派遣留学生として学ぶプログラムです。
留学者(各校1名)は、校内選考を経て本校の代表として1年間、ホームステイをしながら学校に通い、現地の生徒と共に学びます。留学後は、留学先で取得した単位の認定を受けて進級復学し、立教大学に推薦入学を希望することもできます。また、この制度を利用して留学した生徒は、学費相当額を奨学金として受け取ることができます。
2020年度からは、イギリスのコリヤーズ・カレッジへ、4カ月間留学するプログラムもスタートしました。

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