大学生と共に学ぶリーダーシップ論が
自分自身を知るきっかけに
立教大学の授業を履修。立教大学特別聴講生制度~生徒インタビュー~
2024/05/21 (TUE)
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OVERVIEW
立教新座高等学校では、高校3年生が立教大学の授業科目を受講することができる立教学院一貫連携教育プログラム「立教大学特別聴講生制度」および「立教GLP特別聴講生制度」を展開しています。2023年度に2つのプログラムを活用した髙田瞬さんに話を伺いました。
髙田 瞬さん(2023年度卒業生)立教大学経営学部1年次
大学生から新鮮な考えと刺激を得る
入学前から立教大学でのキャンパスライフを体験できる点、そして立教大学進学後にも修得単位として認定される点に魅力を感じ、「立教大学特別聴講生制度」と「立教GLP特別聴講生制度」の科目を履修しました。
立教GLPの入門科目「GL101」では、「リーダーシップとは何か」ということを企業から出された課題に取り組みながら学んでいきます。春学期を通して同じチームで活動していく点や、SA(スチューデント・アシスタント)と呼ばれる学生が講師となって授業を進める点が特徴的でした。
私が履修した春学期には、クライアント企業である日本航空株式会社から「今の時代にJALで行く私たちが考える旅」という課題が出されチームで取り組みました。
私たちのチームは、まずは対象とするペルソナ(想定される顧客像)を絞り込んでいくために、自分たちグループメンバーの共通点を探すところからスタートしました。そうすると「何も知らない初めての環境に飛び込むことが苦手」という共通項が見えてきたので、それを克服するための旅を提案しようという意見にまとまりました。例えば旅の中で指定された条件のもと料理を作るというものなど、旅行者にとっての“初めて体験”を増やすことで、苦手意識を払しょくするプランを立てました。
大学生と一緒に取り組む中で感じたのは、視野の広さ、経験の深さ、フィードバックの的確さです。自分にない新鮮な考え方に触れることができました。
立教GLPの入門科目「GL101」では、「リーダーシップとは何か」ということを企業から出された課題に取り組みながら学んでいきます。春学期を通して同じチームで活動していく点や、SA(スチューデント・アシスタント)と呼ばれる学生が講師となって授業を進める点が特徴的でした。
私が履修した春学期には、クライアント企業である日本航空株式会社から「今の時代にJALで行く私たちが考える旅」という課題が出されチームで取り組みました。
私たちのチームは、まずは対象とするペルソナ(想定される顧客像)を絞り込んでいくために、自分たちグループメンバーの共通点を探すところからスタートしました。そうすると「何も知らない初めての環境に飛び込むことが苦手」という共通項が見えてきたので、それを克服するための旅を提案しようという意見にまとまりました。例えば旅の中で指定された条件のもと料理を作るというものなど、旅行者にとっての“初めて体験”を増やすことで、苦手意識を払しょくするプランを立てました。
大学生と一緒に取り組む中で感じたのは、視野の広さ、経験の深さ、フィードバックの的確さです。自分にない新鮮な考え方に触れることができました。
リーダーシップを学ぶ授業が自分を見つめ直す機会に
チームメンバーは5人で、その中で高校生は私一人。あとは、学年や学部、年齢もばらばらな大学生でした。メンバーとは、授業時間とは別に毎週必ず対面で会う日を設けていたのですが、対面だからこそ表情や行動が直に感じられ、「何をして欲しいのか」「喜ぶことは何か」といったことを考える良いきっかけにもなりました。
また、リーダーシップの発揮の仕方は人によって違うことも学びました。周りがやりやすい環境を作ってサポートする、意見に対して「もっとこうした方がいいのでは」とアドバイスするなど、さまざまな役割があります。
私は、リーダーシップに必要な3要素である、「目標設定・共有」「率先垂範」「同僚支援・環境整備」のうち、特に環境整備を行うよう心がけていました。例えば、予想される質問に対する回答を前もって作成し、後々進めやすい状況を率先して作るなど、チームのみんなが発言しやすいような環境を作るための行動をしました。
グループの中で自分らしいリーダーシップを発揮していくと、改めて自分がどういう人間なのかを知ることもできます。大学生と友人関係を築けたことももちろんですが、自分を見つめる機会を得られることも、この授業のメリットと言えます。
また、リーダーシップの発揮の仕方は人によって違うことも学びました。周りがやりやすい環境を作ってサポートする、意見に対して「もっとこうした方がいいのでは」とアドバイスするなど、さまざまな役割があります。
私は、リーダーシップに必要な3要素である、「目標設定・共有」「率先垂範」「同僚支援・環境整備」のうち、特に環境整備を行うよう心がけていました。例えば、予想される質問に対する回答を前もって作成し、後々進めやすい状況を率先して作るなど、チームのみんなが発言しやすいような環境を作るための行動をしました。
グループの中で自分らしいリーダーシップを発揮していくと、改めて自分がどういう人間なのかを知ることもできます。大学生と友人関係を築けたことももちろんですが、自分を見つめる機会を得られることも、この授業のメリットと言えます。
自ら積極的につかみに行くことが大切
「立教大学特別聴講生制度」では、立教大学全学共通科目の「台湾から世界を考える」を履修しました。日本に友好的であることや、IT分野が発展していることを聞いていたので、台湾には元々関心がありました。また、ニュースで台湾有事が度々取り上げられていたこともあり、この機会に改めて台湾について知りたいと思い履修しました。この授業では毎回ゲストスピーカーが登壇し、台湾の歴史やパンダの価値と意味、ITの発展についてなど、台湾に関するさまざまなテーマを広く紹介してくださいました。
パンダに関する授業はとても印象に残っており、ただの動物としてではなく、中国と日本と台湾の関係にも関わる外交的価値もあることが興味深かったです。毎回、授業の最後には400字のレポートを書く時間が設けられているのですが、そのときはなぜパンダが外交的価値を帯びているか自分の考えをまとめました。基本的には大教室での講義形式の授業ではありますが、自分自身でいろいろなことを深く考え、レポートにまとめる練習にもなったと感じます。
立教新座高校には、特別聴講生制度に限らず、自由に選べる授業が豊富に用意されています。ただし、その幅広い選択肢も自分からつかみ取りにいかなければ意味がありません。この学校で学ぶ中でつかみに行く積極性が養われたと思いますし、今後もこの姿勢を大切にしていきたいです。
(2024年3月取材)
パンダに関する授業はとても印象に残っており、ただの動物としてではなく、中国と日本と台湾の関係にも関わる外交的価値もあることが興味深かったです。毎回、授業の最後には400字のレポートを書く時間が設けられているのですが、そのときはなぜパンダが外交的価値を帯びているか自分の考えをまとめました。基本的には大教室での講義形式の授業ではありますが、自分自身でいろいろなことを深く考え、レポートにまとめる練習にもなったと感じます。
立教新座高校には、特別聴講生制度に限らず、自由に選べる授業が豊富に用意されています。ただし、その幅広い選択肢も自分からつかみ取りにいかなければ意味がありません。この学校で学ぶ中でつかみに行く積極性が養われたと思いますし、今後もこの姿勢を大切にしていきたいです。
(2024年3月取材)
髙田 瞬さんShun Takada
立教大学経営学部経営学科1年次
2023年度卒業生
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