道を切り開く力が育まれる学び舎

高校生×教員対談~立教新座の学び

2025/05/08 (THU)

BE A GLOBAL LEADER

OVERVIEW

立教新座高等学校では、豊富な選択肢から生徒それぞれの目標や興味に合わせて学びを深められる環境が整っており、3年間を通して自律した大人へと成長していきます。2024年4月に高校1年生となり1年間をすごした西坂龍太郎さんと、1年時に西坂さんのクラス担任を受け持った楢原和真先生が高校の学びについて語り合いました。

生徒:西坂 龍太郎さん(高校2年) × 教員:楢原 和真先生(高校2年担任・英語科教諭)
(2025年3月取材。学年・所属は2025年度のものです。)
西坂 龍太郎さん(高校2年)

英語を身近に感じてもらうため、さまざまな取り組みを展開

西坂:中学2年の頃からプログラミングなどIT分野に興味を持ち、現在はサイバーセキュリティについて個人的に学びを深めています。立教新座には大きな図書館があり、コンピューター系の専門書も豊富で、蔵書がないときもリクエストをすれば取り寄せていただけるのでとても助かっています。

楢原:施設や設備が充実している点は、本校の大きな魅力と言えます。中学では全生徒にiPadが支給されますし、高校に入れば自分の好きなデバイスを使用できるBYOD(Bring Your Own Device)も始まるなど、教育のDX化は以前より力を入れているところです。

西坂:高校2年からは「情報」の授業が始まり、3年生になれば自由選択科目でプログラミングを学ぶ授業も履修できるので、積極的に参加していきたいです。

楢原:高校では科目や授業内容がさらに多様化するため、自分の興味をさらに伸ばせると思いますね。西坂さんは高校生になって1年ほど経ちましたが、何か印象に残っている授業はありますか?

西坂:興味深かったのは芸術の授業です。高校の芸術では音楽、美術、工芸、書道から選ぶことができ、私は音楽を選択しました。楽器を演奏したり発表会で歌ったり、音楽の歴史や理論を学んだりと、元々音楽を聴くことが好きなだけに、とても楽しい授業でした。また、楢原先生が担当されている英語の授業にも力を入れています。iPadを使って学ぶ機会も多く、単語や文法が覚えやすくてとても助かっています。やはり、生徒が勉強しやすくなるように工夫されているのでしょうか?

楢原:そうですね。言語というのは、あくまでコミュニケーションのためのツールです。皆にはあまり構えずに英語を身近に感じてほしいですし、そのためにiPadやゲームを使って楽しみながら学べる方法も採用しています。特に私が担当する「論理・表現」というのは、どうしても座学が中心になりがちです。だからこそ、席が隣の人と答えを確認し合ってもらったり、ディスカッションしてもらったりと、能動的な学び合いの場をつくることも意識していますね。

西坂:実際に、英語に対する抵抗感というのはかなり減ってきました。コンピューター系の情報は英語で書かれたものが多く、その分野を勉強しようとするとどうしても英文の文献や論文を読む必要性が出てきます。中学生の頃は苦労することもありましたが、最近は読むスピードも理解度もあがってきたので、より短い時間で知見を深めることができるようになりました。
楢原 和真先生(高校2年担任・英語科教諭)

自分の関心事を追求する生徒を応援したい

楢原:西坂さんは校外でもさまざまなことに取り組んでいますが、最近はどんなことに挑戦しているのですか?

西坂:2024年4月から国立情報学研究所のプログラム「情報科学の達人プログラム」に第5期生として参加していて、3月には「情報処理学会 第87回全国大会」でポスター発表をしました。このほかにもプログラミングやサイバーセキュリティ関連のプログラムにはよく応募しています。
夏休みには、イギリスのケンブリッジ大学などで開催された「UK-Japan Young Scientist Workshop in Cambridge」(主催:クリフトン科学トラスト 共催:ケンブリッジ大学、立教英国学院)にも参加しました。今後は、英語や留学に関するものにも積極的に参加したいと考えています。プログラムの参加にあたって、楢原先生に助けていただいたこともありましたよね。

楢原:推薦状のことですね。

西坂:はい。夏休みに海外文化を学ぶオンラインプログラムに参加しようと思ったのですが、応募にあたっては推薦状が必要でした。そこで楢原先生にメールで相談したところすぐにお返事をいただき、推薦状もすぐに書いてくださったのです。さらに言えば、先生はアメリカ・サマーキャンプ(語学研修)に同行している最中で、忙しい中で時間を作っていただき、本当に生徒思いの先生だと感じました。

楢原:西坂さんに頼まれたら、「NO」とは言えません(笑)。それに、自分の興味のある分野に対して真摯に向き合う西坂さんを素直に応援したいですし、そんな西坂さんから学ぶことも本当に多いです。何より、生徒が成長する姿を見ることが、私たち教員の楽しみでもありますから。西坂さんは日々色々なことにチャレンジしていますが、今後はどんなことをがんばっていきたいと考えていますか?

西坂:受験や海外の大学へ進学することも視野に入れているので、語学力向上のため英語はもちろん、コンピューターサイエンスには欠かせない数学にも力を入れていきたいです。それに、立教新座では理科や宗教科など、教科が実施する高校生対象の海外研修もあるので、機会があればぜひ参加してみたいですね。

楢原:立教新座は、自分の興味のあることをとことん突き詰めていける環境です。言い方を変えれば、自分で道を切り開いていく力が求められる、ということでもあります。西坂さんには間違いなくその力があるので、世界に目を向けた取り組みというのもぜひ継続してほしいです。世界では、きっと多種多様な人との出会いが待っています。その際には、本校が大切にしている「共に生きる力」ということも意識してみてくださいね。

このカテゴリの他の記事

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。


ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。